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『人道支援』の意味
By StrangeLove
どこかの国の首相は「人道支援なら問題ないだろう」ということで、自国の武装組織をアメリカ主導の『多国籍軍』に参加させようとしている。そのアメリカでは『人道支援』といった場合、秘密工作の支援を意味することが多く、世界的には説得力のある理由ではない。
例えば、1980年代にアメリカ政府はニカラグアの反政府ゲリラ『コントラ』を支援する秘密工作を行った。外交的にも法律的にも問題が多かったため、アメリカ議会は「ニカラグア政府を転覆させたり不安定化させる目的でいかなる資金も使ってはならない」ことを決めた。いわゆる『ボランド修正法』である。
そこで、アメリカの情報機関は軍事物資を『放出品』としてコントラに提供する一方、国務省の『人道支援』プログラムを利用して資金を流している。しかも、仲介役になった企業には大物麻薬業者が関係していた。この事実は、民主党の大統領候補になっているジョン・ケリー上院議員を委員長とする委員会が報告書の中で明らかにしている。
この事実は、アメリカ政府が盛んにアピールしてきた『麻薬との戦争』も額面通りに受け取ることはできないことを意味している。1970年代からブラックパンサーやジャーナリスト、研究者だけでなく、麻薬取締局や税関当局、警察などの捜査官もCIAと麻薬との関係を指摘してきた。コントラ支援とレーガン政権時代のコカイン蔓延とはリンクしていると考えられている。
『人道支援』や『麻薬との戦争』の実態を暴こうとする人、あるいは団体を監視したり攻撃したりするためにも利用されてきたのが『テロとの戦い』である。
『テロとの戦い』が言われ始めたのは1970年代前半、ベトナム戦争の終盤である。メインのターゲットは反戦平和グループだった。そうした中に司法長官を経験した人物も含まれていたことは有名な話だ。
かつて、「宣戦布告がなされていない」という理由で日中戦争は戦争でないとする主張があった。アメリカの軍幹部の間では1990年代後半から21世紀の戦争は『チェチェン/ソマリア型』の不正規戦になると指摘されている。正規軍と正規軍との戦いではなくなるということだ。つまり、どこかの国の政府に言わせると、21世紀の戦争は『戦争』でないということになる。
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