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アメリカの“対テロ戦争”が長引き、アフガニスタン、イラク、パレスチナなどで、和平や民主化のプロセスは、混迷の度を深めている。このシリーズでは、イラク人虐待のモデルともいわれるキューバのグアンタナモ収容所、そして、イラクとアフガンに挟まれながら反米姿勢を崩さないイラン革命25年目の素顔に迫り、中東・中央アジアで対峙するアメリカとイスラムの関係を描く。
第1回2004年6月13日(日)午後9時〜9時49分
イラクの米軍収容所で起きた虐待事件が、いまイスラム世界に驚きと憤りを引き起こしている。アメリカ軍は、占領統治に反対するテロを先んじて抑え込もうと、多くの人々を捕らえて厳しい尋問にさらしてきた。数々の非人道的な行為を生む温床となった収容のあり方は、キューバにあるアメリカ軍のグアンタナモ基地に発端があった。
アメリカ軍は、同時多発テロ事件に続くアフガニスタン攻撃の際、国際テロ組織アルカイダやイスラム原理主義勢力タリバンの戦闘員とみなした人々をグアンタナモ基地に連行した。いまも約6百人の収容者たちが法的に訴追されることもないまま、すでに2年半が過ぎようとしている。NHK取材班は、この秘密基地を継続的に訪れ、国際法に基づく戦時捕虜の資格も、アメリカの国内法での保護も一切与えられない“囚われ人たち”の姿をリアルな映像で捉えてきた。
知られざる“カリブの基地”の密着ルポと、収容者の足跡を追う現地取材を通じ、「対テロ戦争」が生み出した現代の収容キャンプに映る超大国アメリカの大義とは何かを問いかける。