現在地 HOME > 掲示板 > 戦争56 > 663.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
第二次イラク復興支援群長の今浦勇紀一佐(45)は、十二日、北海道新聞のインタビューに対し「日々前進」「強くやさしく」の目標を隊員たちに要望し、地元住民との交流にも積極的に取り組んでいく姿勢を示した。インタビューの主な内容は次の通り。
●健康 食事は定期的に検査を行っていて、隊員たちの下痢の原因でないだろうと思っている。水も基本的にペットボトルの水か、浄水した水しか飲んでいない。下痢は日本では受診しないくらいの軽症だったが(日中の)気温が四五度前後と高いので念のために受診させて措置を取った。
●活動 治安は油断できない状況が続いているのは変わりない。支援を本格的な軌道に乗せていくのが任務だが、活動の判断基準はすべて隊員の安全と健康。許す範囲で支援活動との両立を図っていく。日本に対する期待は大きいと感じている。われわれの活動も順調で、徐々に現地の期待とのギャップは縮まってくると考えている。
●休養 宿営地内はリラックスできるオアシスにしたい。風呂や食事の時間を長くしたり、女性隊員八人がディスクジョッキーを務める有線放送を始めた。(曲の)リクエストは毎日でやってよかったと考えている。
●交流 七夕を大々的にやろうと思っている。ムサンナ県やサマワ市民に対し、いろいろアプローチしようと考えている。子どもたちとか住民が本当によく手を振ってくれ、歓迎してもらっているなと実感している。
●決意 隊員の安全、健康に十分注意して、現地の人々が喜んでもらえるような支援を実施したい。全員無事で帰れるよう活動したい。こちらに来てあらためて北海道のよさを感じている。北海道からの声援が届いており、われわれの活動のエネルギーになっている。引き続きご支援と声援をお願いしたい。
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20040613&j=0070&k=200406136931
写真:電話インタビューに答える今浦勇紀一佐=12日、陸自サマワ宿営地(陸上自衛隊提供)
http://www.hokkaido-np.co.jp/Photo/20040613.200406136931.jpg
気温45度、体調崩す サマワ陸自・今浦群長に聞く 集団食中毒の見方否定
イラク南部サマワで活動する陸上自衛隊第二次イラク復興支援群を率いる群長の今浦勇紀一佐(45)が十二日、衛星電話による北海道新聞のインタビューに対し「治安は油断できないが、隊員の安全や健康の許す範囲で支援活動との両立を図っていく」と決意を述べた。
今浦一佐は、下痢を訴える隊員が相次いだことについて、隊員(約五百人)の四人に一人が症状を訴えたがいずれも軽症で今は終息したと説明。日中の気温が四五度前後のため「慣れない環境、暑さとか疲労などが複合したのだろう」と、集団食中毒の可能性に否定的な見方を示した。
サマワの治安状況は五月三十一日に起きた自爆テロ以降、「平穏な状況が続いている」と分析。イスラム教シーア派の対米強硬派指導者サドル師の民兵組織の動向にも注意しながら「気を緩めることなく業務を進めている」と強調した。
自衛隊の多国籍軍への参加については「主権移譲後の体制は関心を持っている。今のところ現地で(反対の声は)聞いたことがない」と述べた。
支援活動は給水、サマワ総合病院などへ医療支援に出向いているほか、手がけている四校の学校補修では「オローバ中学校が間もなくしゅん工する」とした。また、現在サマワ北部ワルカ村の遺跡保存事業への協力要請が地元から出ており「遺跡周辺の外さく補修などで参加可能か検討している」ことを明らかにした。
地元住民に対しては、笑顔で手を振ったりするよう隊員たちに指示しており、「歓迎してもらっていると実感している」と印象を語った。
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20040613&j=0070&k=200406136932