現在地 HOME > 掲示板 > 戦争56 > 652.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
空自輸送機のバグダッド入り検討
政府は12日、イラク復興支援活動の一環として航空自衛隊のC130輸送機が実施しているクウェートからイラク国内への輸送業務について、現在は見合わせている首都バグダッドへの輸送も行う方向で検討に入った。
早ければ7月中にも始める。6月末のイラク暫定政権への主権移譲に伴い、バグダッド周辺の治安が改善する可能性があるためだ。防衛庁は近く、空自幹部を連絡官としてバグダッドの連合軍司令部へ派遣し、準備作業に着手する。
空自の輸送航空隊(司令=日暮正博一等空佐、約200人)は現在、クウェートのアリ・アル・サーレム空軍基地を拠点に、C130が3機で、陸上自衛隊の人道復興支援物資や、米軍の兵員・物資などを空輸している。11日までに、任務運航35回、訓練飛行24回を行った。
安全が確保されていなかったバグダッドへの輸送は見合わせ、イラク南東部にあるサマワの陸上自衛隊宿営地に近いタリル飛行場と、バスラ空港への輸送に限定していた。
バグダッドへの輸送を続けている米英軍とオーストラリア軍は「輸送機が恒常的に不足している状態」(防衛庁幹部)となっている。米国は日本政府に、空自輸送機で米軍物資などをバグダッドに輸送できるかどうか再三打診していた。
防衛庁は、周辺空域での安全が確保されつつあることを踏まえ、バグダッドへの輸送を検討する方針を決めた。同庁は連絡官派遣のため、派遣要員の定数などを定めた実施要項をすでに改定。連絡官は、6月下旬か7月上旬にもバグダッドへ派遣される見通しだ。
◆C130輸送機=米ロッキード社製の四発プロペラ輸送機。日本は1981年から購入を始め、空自に計16機配備されている。イラクでの活動のため、機体塗装を濃緑色から薄い青に変えたほか、対空ミサイル攻撃を回避する防御装置や地上を監視しやすくする窓を装備するなどの改修を施した。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20040612it07.htm