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大爆笑!G8でのブッシュの惨めな失敗(エル・ペリオディコの記事から)
6月11日付のエル・ペリオディコ紙(電子版)の記事からです。カタルーニャ人らしい皮肉のたっぷりと効いた記事です。
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『ブッシュ、イラクでの合意が取れず、G8の締めくくりに失敗』
・ パリとベルリンの抵抗が、NATO軍派遣という目的を断念させる
・ 会議は国連のスーダンへの介入を求め、アフリカへの援助の機構に合意する
IDOYA NOAIN ニューヨーク
米国大統領ジョージ・ブッシュとフランス大統領ジャック・シラクは少なくとも次の点では合意した。つまり、両国はハンバーガーが好きだ、と。ジョージア州シーアイランドで開催されたG8会議を、パリ、ベルリン、モスクワの首脳のイラク問題への支援を得て成功裏に締めくくる、という当初の目的には程遠く、この意図は失敗した。しかし、ワシントンのポテトフライが「自由のポテト」であるために「フレンチ・フライ」になるのをやめたことが、まあ取り柄といえば言えよう。
ワシントンとパリの関係正常化は、この水曜日に開かれたG8会議でブッシュが手に入れた進歩の一つとして考慮することが可能である。火曜日に国連安保理がイラク暫定政府のための解決案を出した全員一致の投票結果を見せびらかしながらの大喜びの中での会議だったのだが、昨日、全然違った雰囲気の中で閉会した。
ブッシュはその目的をカバーするには程遠く、イラクについての何の約束も手に入れなかった。昨日、フランスとドイツのぐずつきの後で、イラクへのNATO軍の派遣という目的を達成できなかったことを言った。「ほとんど可能性の無いことだ」と、大統領は、会議終了後の記者会見で語った。
昨日ブッシュは何とかしてイラクでもっとやるべきことを要求しようとしていた。「イラク国民は、自衛のために、国土建設のために、そして何よりも選挙を実施するために、援助を必要としている」と主張しながら。シラクは、彼との会議の後、イラク問題に触れることすらせずに、ジョージアで試食した食べ物についての話をした。「イラクでNATOの旗を掲げるのは奇妙な話だ」と語ったのは(大統領ではなく)フランスの代表団の一人のメンバーだったのだ。
ブッシュは、イラクでの借金の大部分を共同負担する提案への合意も得られなかった。それには同時に、「大中東政策」における彼の言うところの「民主主義の拡大」計画に対する援助も含まれる。その計画は、その文書に署名した国々の代表団が同様の主張には時間がかかることをほのめかしたものである。G8の代表団は、今月に「道程標」のような和平計画を実現させるために、米国、EU、ロシア、国連の4者会談を要求した。
会議でおそらくブッシュが最大の同意を得たのはスーダンについてであろう。8カ国はスーダンの危険な状態を告発し、「ダルフールでの人権に対する巨大は暴力に責任ある武装勢力の武装解除をするようにスーダン政府に求めた。そして国連の介入要請を表明した。
アフリカの6カ国の代表団との会議では、G8のメンバーは27最貧国(うち23はアフリカ)の夫妻を減らす計画を2年間延長させることを承認した。それは、アフリカの平和のために、この5年間の7万5千名の新たな兵士の派遣をするための提案であり、エイズに対する治療の進歩のための1千2百5十万ユーロ(約17億円)の援助計画である。
http://www.elperiodico.com/default.asp?idpublicacio_PK=5&idioma=CAS&idnoticia_PK=125346&idseccio_PK=7&h=040611
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まあ、ブッシュもなめられたものだ。この記事はエル・ペリオディコ紙の特派員からの記事を本社で電子版用に編集したものですが、カタルーニャ人は、マドリッドのスペイン人とは異なり、どちらかというとフランス風の皮肉を好む性質を持ちます。この記事などはその典型でしょう。
それにしても、アフリカでのエイズに対する援助がわずかに1千2百5十万ユーロとは! イラクでアメリカの吸血鬼企業に与えた「援助」の10分の1でもまわせば、大きく前進するのですが、欧米(日本を含む)は要するにアフリカをエイズに浸らせておくつもりでしょうか。
こちらのテレビでは、ブッシュに寄り添って何も言わない暴行魔コイズミの顔だけがちらちらと映っていましたが、何の話題にもなりませんでした。こちらではすでに「米国の1属国」としての日本のイメージが定着しているのでしょう。
この他に、最近の新聞では3.11関係の新たな逮捕者の記事が多いのですが、ただいま分析中で、もう少々お待ちください。私事で申し訳ないのですが、現在非常に多忙で、なかなか情報を整理する時間が無いもので。