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さざ波通信
自衛隊はアフガンに、井戸掘りに行け!!2003/7/19 長壁 満子、40代、金融
ペシャワール会の中村哲氏。アフガニスタンで医療活動を続けている氏を、久々に見る(TBS)。
2000メートル級の山々。大干ばつのひびわれた大地。先のアフガン猛爆、アルカイダ掃討作戦の激戦地となった地が大映しに・・「難民たちが、祖国にかえってきても、これでは生きられないのです」と氏。
そこで、氏はせっせと井戸掘りをする。地元のスタッフと一緒になって、「100人の医師よりも一本の用水路を」と、医療の要である、何よりも「きれいな水」である。
水確保のための、血だらけの格闘もあるアフガンの地で、まさに、命の水を生みだす、中村氏である。
一年後、ひび割れの大地が、緑の絨毯とかす。そうした緑の大地の上空を、米軍機が爆撃音をのこして飛んでいく。ここ葛飾でも、よく見かける、芋虫の形をしたそれ。
「米軍基地へ物資を運ぶのです。ここには、一切きません」。
今回の復興支援金も、すべて、中央政府にいくだけ、アフガンの地元には、まわってこないのだという。中村氏は、善意の基金のみで、医療と命の水堀りに精根をかたむける。
いつか、アフガン攻撃の前後、患者をまえにした氏の言葉が忘れられない。「治療はあとからできる。まず水を。その化膿した傷をきれいにする水を。水さえあれば、命は当分もつ。治療は後からいくらでもできる。」とーーこのような意味だったとおもうが、何を最優先にすべきなのかを、氏は現場から発っしている。
アフガンの旱魃も、政治的介入である経済制裁も、これらすべて、米国及び、先進国?(民主主義国家?)のツケであろう。アフガンの山脈、その厳しく自然豊かな風土、本来なら、脈々と流れ、大地を潤す水源。一年分の水の確保を受け持つ自然ダムともいえる、標高何千メートル級の山々。
が、米国中心のエネルギー浪費、温暖化現象を始め、氷河の崩壊など、地球破壊は、確信犯の手で実行されている。直接間接に、これら犯罪者は、大地に息づく人々を、神の恵みである自然を、根絶しまくっているのである。テロ掃討作戦ならぬ地球掃討作戦である。
日本国内で、イラク特措法云々とほざいている政治家のみなさん、もうそうした、むなしい議論はやめてください。破壊よりも生産、憎悪よりも笑顔、争奪よりも分配・・でいきません?
自衛隊は、直ちに、大量破壊兵器をツルハシに、軍服を作業着にきがえて、とっとと、アフガンへいけ!!
中村先生につき、井戸掘りに専念しろ!!
井戸掘りと地雷撤去にいそしめ!!
それが、犯罪者にできる唯一の貢献であろう。
そして、最大の平和外交である。