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絵本「戦争のつくりかた」を緊急出版する
「りぼん・ぷろじぇくと」の井上祐子さん
国民保護法案について考えてもらおうと、社会問題への関心を呼び掛けている個人の集まり「りぼん・ぷろじぇくと」は六月一日、法案成立が日常生活に及ぼす影響を描いた絵本「戦争のつくりかた」を緊急出版する。五千部を刷り受注販売を行うほか、全国会議員に配布するという。メンバーの一人、比企郡鳩山町の主婦井上祐子(ひろこ)さん(48)は「絵本の中身は明日起こるかもしれないこと。これを読んで自分の答えを導き出してほしい」と話している。
同法案は有事関連七法案の一つで、有事の際の住民の避難や誘導の手続き、国と自治体の役割や責務などを明記。今国会に提案され二十日に衆院を通過、二十六日から参院で審議されている。
井上さんは「法案は有事の際だけではなく『あらかじめ』という言葉で有事に備えた啓発や訓練も定めている。恣意的に運用するための『必要に応じて』という言葉も多く、基本的人権を拘束するおそれがある」と問題点を指摘する。
「りぼん・ぷろじぇくと」は、四月下旬に「国民保護法案ウォッチャーズ」を組織。インターネットを通じて同法案に関する情報発信を続けてきた。
絵本は既に施行されている法律や政令、今後整備が予定されている法の内容なども踏まえた物語で、戦争のために国民が家や土地を提供したり、軍隊の活動を支援する義務が発生する可能性などを簡単な言葉で説明。「人のいのちが世の中で一番たいせつだと、今までおそわってきたのは間違いになりました。一番大切なのは、『国』になったのです」と警鐘を鳴らしている。
A6判、三六ページで、一部三百円。ホームページ( http://www.ribbon-project.jp/book/ )でダウンロードできる。
問い合わせは、井上さん(電話・FAX049・296・5545)。
http://www.saitama-np.co.jp/news05/31/04l.htm