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『イラク攻撃は国際法違反』
フセイン裁判無効訴え
【アンマン=秦融】イラクのサダム・フセイン元大統領の弁護団がアラブ諸国や欧米の弁護士、大学教授、人権家などを中心に総勢千五百人に上っていることが分かった。主任弁護士が七日、本紙との会見で明らかにした。裁判では、イラク攻撃を国際法違反として、裁判自体の無効を訴え、逆に米軍の戦争犯罪を追及する方針という。
■主任弁護士、本紙と会見
会見したのは、ヨルダン人弁護士のモハメド・ラシュダン氏(55)。ラシュダン氏はフセイン元大統領が米軍に拘束された昨年十二月、アンマンに住む第一夫人サジダさん、長女ラガドさんら元大統領の家族から相談を受け、弁護団の編成に当たった。
ラシュダン氏によると、千五百人の弁護団内には、大量虐殺罪など予想される容疑ごとに委員会を設置。法廷闘争は、アラブ主要国の弁護士組合会長やカイロ・アメリカン大学元教授の米国人ら、サジダ夫人が選任した二十人の専属チームが中心となって行う。「イラク戦争がジュネーブ条約など国際法に違反した戦争であることを立証し、違法な占領下でつくられたイラク政府の無効を確認する」という。
弁護団長について、ラシュダン氏は「直接要請はしていないが、ネルソン・マンデラ氏のような辛酸をなめた著名人に頼みたい」としている。
元大統領を弁護する理由について、ラシュダン氏は「国際法違反の戦争によって拘束されたフセイン氏はいまも正統大統領。元大統領を弁護することが国際法を守り、次なる米国の侵略からアラブ諸国を守ることにつながる」と語った。他の旧政権幹部についても、弁護団内に特別委員会を設け、対応を検討していることを明らかにした。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20040609/mng_____kok_____001.shtml