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http://www.asahi.com/international/update/0605/007.html
米国が備蓄している核弾頭数を半減させる内容の新たな備蓄核計画(機密)を、エネルギー省・国家核安全保障局(NNSA)が議会に報告した。専門家は「6000発あまりの核弾頭が温存される」と見ており、削減努力が足りないと批判している。
米ロの戦略核兵器を3分の1にする戦略攻撃戦力削減条約(モスクワ条約、03年6月発効)に沿い、米国は戦略核弾頭の配備数を2012年末までに1700〜2200発に減らす予定になっている。しかし、同条約は、配備されない備蓄核の削減目標は定めていないため、米政府が今回の計画をまとめた。
NNSAのブルックス局長は2012年末の備蓄弾頭数について「ほぼ半減する。これまでの数十年間で最低レベルになる」と強調したが、計画に盛った具体的な数字は公表していない。
専門家たちは、米国が現在保有する核弾頭の総数は1万発前後と推定しており、シンクタンクの自然資源防衛評議会のコクラン部長は「今回の備蓄核の削減で核弾頭の総数は6100発になる」とニューヨーク・タイムズ紙に語った。その見方が正しければ、総数の削減規模は約4割にとどまる。軍備管理協会のキンボール事務局長は「安全保障に必要な数を上回っている。冷戦時代の思考そのままだ」と批判した。
(06/05 12:07)