現在地 HOME > 掲示板 > 戦争56 > 344.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
完全な主権移譲・多国籍軍の駐留要請…イラク外相
【ニューヨーク=勝田誠】イラク暫定政権のホシャル・ゼバリ外相は3日、国連本部を訪れ、イラクへの主権移譲に向けた新決議案をめぐる安全保障理事会の公開協議で演説した。
外相は「完全な主権移譲」を認める決議の早期採択を求めるとともに主権移譲後の多国籍軍駐留を要請した。1日に発足したばかりの暫定政権が国際社会の迅速な認知を目指し、閣僚を安保理デビューさせた形だ。
協議の冒頭に演説したゼバリ外相は「テロ組織や反民主化勢力が暴力行為を続ける動機を奪うため」にも「完全な主権移譲を明記した明白な新決議」が必要だと主張した。
焦点となっている米軍主導の多国籍軍については、「時期尚早な撤退は無秩序や内戦につながりかねない」と述べ、主権移譲後の駐留を正式に要請。その一方で、「暫定政権の主権、多国籍軍の自衛権のどちらも損なわない取り決めの下で両者の関係を調整する必要がある」と指摘した。
外相はまた、来年1月の「総選挙」に向けて、国連には助言や支援を、各加盟国には治安確保への協力をそれぞれ要請した。
(2004/6/4/13:13 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040604i204.htm