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陸自派遣:サマワ模した施設で警備訓練 山梨
山梨県山中湖村の陸上自衛隊北富士演習場梨ケ原しょう舎内に、イラク・サマワの自衛隊宿営地に似せた施設が完成し、31日、襲撃などに備えた初めての警備訓練が始まった。
広さ約12ヘクタールの「宿営地」は有刺鉄線や土塁で囲まれ、見張り台や隊員が寝泊まりするテントなどもサマワの宿営地と同様に設営。今回の訓練は6月4日まで行われ、第3次イラク復興支援群として派遣される東北方面隊の隊員100人と襲撃役となる隊員300人が参加する。
「宿営地」には実弾に代わる光線銃の「弾」が命中したかどうかを把握できるハイテク機器も国内で唯一設置され、実戦さながらの訓練を行うことができる。訓練は近くの北富士駐屯地(同県忍野村)でモニター監視される。訓練はイラク特措法期限(07年7月末)まで実施される。
イラクでは日本人襲撃事件が起きるなど治安が悪化し、30日には市民団体が「演習場がテロの標的になりかねない」などと施設周辺で反対集会を開いた。【佐々木洋、吉見裕都】
毎日新聞 2004年5月31日 13時59分
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20040531k0000e040070000c.html