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イラクの族長の息子、リカービとは何者か? 仏日米の多重エージェント
http://www.asyura2.com/0406/war56/msg/1213.html
投稿者 ミネルヴァの梟 日時 2004 年 6 月 27 日 16:16:34:7usxHQAUfPfZM
 

http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200406021645003
日刊ベリタ
2004年06月02日 16時45分00秒 (JST)
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イラクの族長の息子リカービ氏は米仏日の多重エージェント イラク・ネット紙


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★イラクの族長の息子、リカービとは何者か? 仏日米の多重エージェント★
 イラク国民潮流のスポークスマン、アブドル・アミール・リカービ氏がアラ ビア語紙に寄せた投稿文が波紋を読んでいる。去年来日して首相と会見、イラ クに派遣される自衛隊員の警備を引き受けるとか、湿原の回復を日本に要請し たりとしばし話題になったリカービという人物。3人の日本人人質救出でも瞬 間名前が出たこともある。日本では当時部族長の息子として紹介されたが、一 体何者なのか? パリに住んで何をしているのか?世界を飛び回る資金は、ど う工面しているのか?5月31日付のイラクのネット紙、バスラ・ネットはそ の真相を明かす政治家、ナッジャード・ジブーリー氏の報告を報じた。
 アメリカの情報機関が、「イラクの抵抗勢力は、武力闘争を放棄し、占領軍 と交渉に応じ、占領下での建国会議を開催する用意がある」との偽情報を盛ん に流している最中に、リカービは、ロンドンで発行するアルクドゥス・アルア ラビー紙に5月29日、同様の内容の記事を投稿した。なお、5月28日に、 アメリカのエージェントとして有名なアブドルカリーム・アブンナスル記者が サウジアラビアのアル・ワタン紙に同趣旨の記事を書いている。  
 このような行為は真実を歪曲し、抵抗運動を中傷するものであるゆえ、この 怪しげな人物の正体を暴かねばならない。この人物の正体を知らずして、この ような行動や立場を採る動機を理解できない。ジブーリー氏は、数十年前から リカービを良く知り、間接的に情報の仕事で関係していた旧イラク情報機関の 将校から入手した信頼できる情報に基づき報告している。    
****ここからが本文****  
 1960年代、イラク共産党は、中央委員会組織と、アジーズ・ハッジを首 領とする中央司令部組織に分裂した。分裂の理由は、ハッジが中央委員会を、 「右寄りで、共産主義の目的や原則に忠実でない」と非難したことだ。そこで 中央司令部は、当時のアーリフ政権を打倒するために武力闘争路線を選択し、 幹部連はイラク南部のアハワール湿原地帯を地下活動の拠点とし、警察官など 治安関係者や政府高官たちの殺害を始めた。  
 リカービはこの組織の幹部の一人で、首領のハッジの右腕であった.彼ら過 激派共産党員の手によって無辜のイラク人が多数命を失った。  
 1968年にバース党が政権の座に就き、イラク人同士の闘争を集結させる ために幅広い国民的対話を呼びかけた。中央委員会は対話の呼びかけに応じた 結果、国民戦線が結成されたが、中央司令部はバース党の対話への呼びかけを 拒否し、新政権に対して軍事闘争を拡大させた。
 結局、中央指令場は壊滅し、幹部連は逮捕された。捕らえられた首領のハッ ジは、仲間全員の情報を吐き、治安当局に全面的に協力するに留まらず、その 代理人となることに同意した。リカービも首領を見習った。  
 本人の希望によりハッジはユネスコのイラク代表に任命された。リカービ は、イラク情報機関と打ち合わせてパリで結構な給料を取る身分となった。 ハッジの行動を監視し、イラク人各層に渡りを付けることが与えられた仕事 だ。パリで彼は、イラク情報機関の指令通り、イラク反体制派と名乗り、反体 制派の印刷物を刊行し、またそのような活動をした。しかし、アメリカやイス ラエル、イギリスの情報機関に協力している反対勢力のようにイラク政府を敵 視するものではなく、国民的な同盟の枠組み内で政府を批判するという腰の引 けたものであった。  
 リカービはハッジに関する報告書を定期的に書いた。シャンゼリゼの夜の蝶 たちとの交際や、ハッジが団長であった使節団の女性職員とのセクハラ行為に は念を入れて書いた。それどころか、ある報告書では、ハッジが頼みごとに来 たイラク人学生を暴行しようとしたとまで書いている。  
 90年代にイラク情報機関は彼に、フランスやスエーデン、オーストリア等 に在住する反体制イラク人に対する活動を強化するよう求めた。リカービは見 事に要請に応え、祖国防衛との口実で彼らの多くをイラク情報機関の要員とし て集めた。  
 イラク政府に対してリカービが協調的態度を採るのを見て、反体制派は彼を イラクの情報機関に仕えるエージェントだと非難した。そのような状況がイラ ク侵略の数週間前まで続いた。  
 そして突如彼は、イラク情報機関に背き、「侵略反対、イラク政府との国民 的対話促進、(国民政権)防衛などの路線」から、「現政権が侵略者によって 倒されるのを放置」するよう呼びかけた。  
 イラク情報機関は、リカービが以前からフランスの情報機関と秘密の関係を 築いており、フランスにおけるイラク情報機関の活動に関する全ての情報を伝 えていることを掴んだ。  
 イラクの抵抗活動が激化するのに伴い、リカービは別の波に乗り換えようと して、抵抗勢力への支持声明を発し、彼らとコネがあると匂わし、フランス情 報機関に、「アメリカをイラクの泥沼に陥れ、抵抗勢力の中枢部にフランスが 関係があるとアメリカに知らしめる道具として、抵抗勢力を使うことが出来 る」と説得した。フランスがこの提案を歓迎し、ビジネスの材料に使い始めさ えした。  
 日本の情報機関(公安、或いは内調か)が、イラク情勢を巡ってフランス情 報機関と検討していた時、フランス側は日本側に、日本の唯一の情報源である アメリカの情報機関とは別の情報源から、イラク情報を入手する手助けをしよ う」と持ちかけた。イラクで窮地に陥ったことが分かっていたので、日本はフ ランスの提案に飛びついた。フランスは日本に、抵抗勢力に影響力のあるイラ クの重要人物と接触するよう提案した。  
 そこでリカービの訪日が実現した。日本の情報機関は彼とイラクの将来に関 して協議、リカービと日本の情報機関との相互協力が合意された。その時、彼 は日本情報機関に金銭の援助を求めた。そこで、彼の働きの結果が現れるまで の掴み金として彼に200万ドルが手渡された。  
 この情報は、「リカービは世界中を飛び回る莫大な経費をどのように捻出し ているのか?」とか「誰が、イラクでは政治的に無価値の男を日本の首相と引 き合わせたのか?」、「首相とイラクの将来を協議するほどの彼の重要性とは 何か?」というこれまで明確な回答が無いままであった幾つかの疑問に、納得 できる回答となる。彼の様々な関係が明瞭になった。また、フランスの情報機 関が、アメリカとやり合うカードとして使い、イラクに拠点を築くべく複数の イラク人グループを作るために、リカービと、カイス・アザウィというナセル 主義者を支援したことが判明した。  
 フランスの情報局の考えでは、占領当局は、現在の政権構想とは別に第二、 第三の代案を用意している。第二代案は、暫定統治評議会メンバーのカードを 使い切ったら、これまで公然と占領を支持していない、いやそれどころか、占 領を非難しているグループを(懐柔し)結集し、「建国評議会」を設立させる のである。メンバーの候補には、リカービ、アザウィなどのほかに、部族や宗 教界の指導者が含まれる。この目的は、抵抗勢力の足元を崩すこと、或いは少 なくとも、弱体化させ、占領軍に一息つく猶予を与えることである。  
 第三代案は、ハーシム家のアル・ハサン王子を頂き王制を復活させようとす るものだ。アメリカとイスラエルの将来計画は、アメリカが率いるイスラエ ル、トルコ、イラン、及びヨルダンとイラクのハーシム家連合(ヨルダンは ハーシム家の王制国家)が主導する「大中東」の樹立を含む。第二代案がつぶ れた後に、第三代案が登場する。このようにアメリカは、占領を定着させ、抵 抗勢力を孤立化させ、第三代案を支持する大衆基盤を醸成する時間稼ぎのため にイラク人を幾つもの代案で引きずり回すのだ。  
 要約すると、リカービは、共産主義者から、イラク人を殺し、特にバース党 員やナセル主義者たちの愛国者たちを西欧植民地主義のエージェントと非難す る過激派共産主義者になった。現在のリカービは、二重エージェントではなく 多重エージェントである。彼は、フランスと日本の情報機関のけちなエージェ ントであり、現在では、アメリカ情報機関のエージェントであることを確定し ている。それ以前には、イラクの情報機関の警官であった。  
http://www.albasrah.net/maqalat_mukhtara/arabic/0504/najad_310504.htm



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