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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040625-00000103-mai-int
【バグダッド小倉孝保】イラク北部のモスルで24日午前、警察署など4カ所で相次いで大きな爆発があり、44人が死亡、200人以上が負傷した。自動車爆弾による同時多発攻撃とみられる。同じころ、北部バクバでも武装勢力が警察署を一時占拠、米軍との戦闘に発展し米兵2人を含む13人が死亡した。バグダッドなどでも攻撃が相次ぎ、イラク保健省によると、同日の戦闘による死者は少なくとも66人、負傷者は270人にのぼった。イラクでは今月末の主権移譲を控え、武装勢力によるテロ攻撃が続発しているが、1日の死傷者数では最大規模となった。
駐留米軍のキミット准将は「(武装勢力による)協調した攻撃だ」と指摘し、警察などの治安機関が同時多発攻撃の標的になったとの見方を示した。各地の攻撃は同日午後までにほぼ沈静化した。
ロイター通信などによると、北部モスルで同日午前9時(日本時間午後2時)ごろ、警察署や警察学校など3カ所でほぼ同時に自動車が爆発した。その後、別の警察署付近でも爆発があった。
一方バクバでは、覆面姿の武装グループが警察署を襲撃し、一時立てこもった。米軍は精密誘導爆弾などで応戦し、正午ごろまでに制圧したが、13人が死亡、15人が負傷した。
国際テロ組織アルカイダとの関係が指摘されるアブムサブ・ザルカウィ氏(36)は同日、バクバでの犯行を認める声明をイスラム系ウェブサイトに掲載した。
このほか、バグダッド南部でも同日午前、自動車を使った自爆テロがあり、9人が死亡した。バグダッド西方のファルージャでは、米軍ヘリコプターが武装勢力により撃墜されたが、負傷者はいない模様だ。(毎日新聞)
[6月24日21時25分更新]