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(回答先: 「党挙げた協力できない」 亀井氏が小泉人事批判 [共同通信]【派閥に手を縛られヤキが回った亀井氏】 投稿者 あっしら 日時 2004 年 9 月 29 日 20:41:06)
小泉流人事 不満3派に波紋
亀井派/路線めぐり温度差
堀内派/古賀氏軸に結束へ
旧橋本派/会長選び一層難航
小泉流の「サプライズ(驚き)人事」で決着した内閣改造・党役員人事に不満を持つ自民党旧橋本、亀井、堀内の三派が三様の動きを見せている。亀井派は派閥運営をめぐり議論百出。逆に堀内派は古賀誠元幹事長を中心に結束する方向だ。旧橋本派は反小泉の動きも絡み会長選びが難航しそう。「小泉流人事」の波紋は広がる一方だ。
≪亀井派≫
「自民党を挙げて小泉首相に協力するとはいかない状況が是正されていない」。亀井派会長の亀井静香元政調会長は二十九日夕、都内での講演で今回の人事に強い不満を表明した。ただ、首相が亀井氏ら派閥側の要求を受け入れなかったこともあり、亀井氏が今後、厳しい派閥運営を迫られる可能性もある。
同派からは島村宜伸事務総長が農水相として三度目の入閣。初入閣を逃した中堅議員らからは「なぜ派のために動くべき事務総長が入閣したのか」と不満がくすぶる。
今後の路線をめぐっても幹部間で“温度差”が表面化。亀井氏は講演で首相には協力できないという考えを示したが、実際、郵政民営化に反対する旧橋本派の一部との連携などを視野に入れ始めたとみられている。
一方、平沼赳夫元経済産業相は二十九日の講演で「郵政改革は必要だが、手段であって絶対目的化することはおかしい」と首相の手法に批判的な見方を示しつつも、旧橋本派との連携には「お家騒動に手を突っ込むようなものだ」と慎重な考えを示した。さらに平沼氏は「そのうち中二階から屋上に出ようかと思っている」と総裁選出馬への意欲を表明。亀井、平沼両氏の「総裁候補」を抱える同派のかじ取りは難しさを増している。
≪堀内派≫
堀内派の堀内光雄前総務会長と古賀氏、丹羽雄哉元厚相は二十九日、都内のホテルで会談、古賀氏を副会長兼事務総長、柳沢伯夫事務総長を座長にすることを内定した。また、党三役として派閥を離脱していた堀内氏は会長に復帰する。
同派関係者は「今後は古賀氏中心に反小泉色が強くなるだろう」と解説する。堀内氏の総務会長退任で党三役ポストを失い、同派では「完全に干された」(同派中堅)との思いが強まっていたが、古賀氏が派閥を仕切る態勢が整うことで「今後は派閥が一本にまとまる可能性が高い」(若手)と前向きにとらえる声も少なくない。
≪旧橋本派≫
旧橋本派では、派閥の意向とは関係ない形で伊藤達也金融担当相、棚橋泰文情報通信技術(IT)担当相が一本釣りされたが、人事前から日本歯科医師連盟のヤミ献金事件が影響するとの見方があったため、必ずしも小泉流人事を批判する声ばかりではない。
ただ、同派の青木幹雄参院議員会長が求めた挙党態勢が確立されなかったことに冷ややかな見方も。同派では青木氏ら首相を支持する勢力と対立する形で、綿貫民輔前衆院議長らが郵政民営化に反対する反小泉グループの結成を決めたばかり。この動きが強まれば混乱が一層深まりかねない。
同派では日歯連事件で会長を辞任した橋本龍太郎元首相の後任選びが難航。同派幹部は二十九日、後任会長選びについて「当分はできない」と指摘、派閥運営の方向性は混沌(こんとん)としている。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/30pol003.htm