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巨額随意契約、社会保険庁課長を収賄逮捕
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040928i101.htm
社会保険庁との巨額の随意契約が問題となっていた情報機器販売会社「カワグチ技研」(東京都港区)が、機器の納入を巡って社保庁幹部にわいろを渡していた疑いが強まったとして、警視庁捜査2課は27日夜、同庁地方課長の渡辺俊之容疑者(56)を収賄容疑で、同社社長の川崎義幸容疑者(56)を贈賄容疑でそれぞれ逮捕、自宅などを捜索した。
社保庁は1998年度からの6年間だけで、同社グループと総額38億円に上る随意契約を結んでおり、国会で不透明な取引が取り上げられていた。
贈収賄の対象になったのは、各地の社会保険事務所の保険徴収員が、未納者宅を訪れた際に使う携帯用情報端末「金銭登録機」の発注業務。
調べによると、当時、年金保険課長だった渡辺容疑者は、全国の社会保険事務局や社会保険事務所が2002、2003の両年度にかけて金銭登録機2574台を計約4億4600万円で納入する際、同社が各事務局・事務所から随意契約で独占的に受注できるよう便宜を図り、今年3月、その見返りに川崎容疑者から現金数十万円を受け取った疑い。
渡辺容疑者が今年4月に現職に異動する直前、川崎容疑者は「本当にお世話になりました」などとわいろを手渡したという。
渡辺容疑者は、66年に社保庁に採用され、同庁総務課長補佐、愛知社会保険事務局長などを歴任、2002年4月から今年3月まで年金保険課長を務めていた。川崎容疑者とは約20年前から面識があり、数年前からはゴルフや飲食などの接待を受けていたという。
社保庁は、同社との取引のほか、同社の関連会社で、川崎容疑者の妻が社長を務める「ニチネン企画」(港区)に対しても、出版物の印刷業務などを随意契約で発注している。こうした不透明な取引経緯について、今年5月の参院厚生労働委員会で問題となっていた。
同庁は7月、同社との契約を年度途中で打ち切る異例の措置を取っている。
(2004/9/28/06:12 読売新聞 無断転載禁止)