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2004年 09月 24日 金曜日 19:42 JST
[東京 24日 ロイター] 小泉首相は24日午後、安倍自民党幹事長と断続的に会談し、党役員人事と内閣改造に向けた調整に本格着手した。安倍幹事長の退任が正式に決まり、党役員人事、内閣改造とも週明け27日に行う日程も固まった。
内閣改造の方針については、「今(総理が)進めている改革をさらに強力に進めていく布陣にしたいとの考えだ」(安倍幹事長)という。小泉首相は今夕記者団に対して、新幹事長人事について、「小泉内閣が進める構造改革、郵政を含めて、よく理解して、使命感を持って、情熱を持って、まい進できる人」と述べており、挙党態勢より改革断行を優先する方針だ。
自民党は今夕、臨時役員会、臨時総務会を相次いで開催し、役員人事は小泉首相(自民党総裁)に一任することを決めた。終了後、安倍幹事長は、再び小泉首相と会談し、党3役人事などについて具体的な調整を開始した。
安倍氏の後任幹事長人事では、古賀元幹事長、谷垣財務相、麻生総務相、額賀政調会長の4氏が混戦模様。本来なら、額賀政調会長の幹事長横滑り、中川国対委員長の政調会長、亀井静香氏か小里貞利氏の総務会長が党内に波風のたたない順当な布陣とみられるが、旧橋本派をめぐる1億円の献金問題がネックとなり、額賀氏の幹事長起用に抵抗感もある模様。党3役人事によって、経済閣僚の人選も左右される見通し。
内閣改造をめぐっては、竹中金融・経済財政担当相の残留と公明党の北側政調会長の入閣が固まっているほか、参院自民党枠では尾辻秀久参院議員の名前が挙がっている。
小泉首相が改革の本丸と位置づける郵政民営化実現のために新設する郵政特命担当相には、竹中氏が有力との声が強く、その場合には、利益相反となる金融担当相から外れる見通し。
金融担当相には、「塩崎恭久氏や渡辺喜美氏を抜擢すれば、マーケットは好感するだろう」(インサイドライン編集長・歳川隆雄氏)との指摘があるほか、古賀元幹事長は、内閣で処遇される場合には、財務相が有力とみられる。
外相ポストについては、官邸主導の外交を堅持し、内政の諸問題を外交アジェンダでかわす小泉流を貫く狙いから、川口外相の留任か逢沢一郎外務副大臣の昇格の可能性が高いとみられている。「サプライズでは、舛添要一氏を抜擢するケースだが、舛添氏自身の外交を展開する可能性があり、小泉首相が抜擢に躊躇する可能性はある」(歳川氏)とみられる。
※(ロイター通信日本語サービス編集部 吉川裕子編集委員 ロイターメッセージング: yuko.yoshikawa.reuters.com@reuters.net、Eメール:yuko.yoshikawa@reuters.com)