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■□■ 日刊ゲンダイ Dailymail Digest 2004年 9月22日号(平日毎日発行)
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しかし、こんなご時世に首相でありながら
ニューヨークで野球見物には黙っているわけにもいかない
バカだか狂人だか知らないが、こんな男に国の政治を
任せていたら一体前途はどうなるか分からなくなってきた
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祝日のニュースだったからお茶の間のTVで見た人も多かったはずだ。きのう(2
0日)、ヤンキースタジアムでの小泉首相の始球式。この日はア・リーグ東地区優勝
を左右するレッドソックスとの大事な一戦だったが、小泉は大観衆を前にご機嫌で
“キャッチャー”のゴジラ松井のミットにヘナチョコ球を投げ込んだ。
ところで「ピッチャーマウンドから投げて打者は空振り」というおなじみの始球式
は日本独特のもの。ちなみにこれは明治41年に来日した米国チームと早稲田が対戦
した際、大隈重信総長が第1球を投げたのが始まりだ。一方、米国の始球式は観客席
の最前列から捕手にボールをトスするのが一般的だ。
「今回は、日本サイドのたっての願いで小泉始球式が実現した」(関係者)というか
ら、グラウンドには小泉と松井の2人だけという異様な光景だった。
小泉は松井に「日本人がヤンキースの4番。すごい。立派だ」と褒めていたが、米
国人以外の大リーグ4番打者はゴロゴロいる。この“人種感覚”もおかしい。
作家のなかにし礼氏がテレビで「(プロ野球がスト中の)いま、日本人で野球を楽
しんでいるのは小泉さんだけだ」とコメントしていたが、その通り。この人物のパフ
ォーマンスをまともに取り上げるのはバカバカしい限りだが、こんなご時世での野球
見物は、やはり見逃すことはできない。
◆ 「外遊」とは「海外で遊ぶ」ことなのか ◆
ノー天気なのは野球観戦だけではない。今回の小泉外遊は文字通り「海外で遊ぶ」
ことばっかりだ。8月中の夏休みはなんと18日間。実働1週間の1カ月だったが、
国内の遊びにはアキたのか、今度は13日から10日間の海外旅行である。ブラジル
ではイトコと再会。日系人の大歓迎に感激して泣いたり、メキシコの遺跡観光では、
登れば夢がかなうといわれるピラミッドの頂上で「これで郵政民営化は実現だ」とは
しゃいでみたり。物見遊山丸出しの外遊である。政治評論家の山口朝雄氏が言う。
「何よりも外交に対する真剣さが感じられません。つまりはニューヨーク国連演説ま
での暇つぶし。その演説も『常任理事国入り表明』という降ってわいたようなサプラ
イズを狙ったもので、国連改革をどうするのかについてはまったく不透明です。もし
外交を大事にするのであれば、最優先すべき訪問国はアジア諸国。近隣諸国の日本に
対する警戒心・不信感が高まっているのですから重要です。その次が中東諸国。イラ
ク和平から石油の安定確保まで難問山積です。ブラジル・メキシコよりはるかに重要
な訪問国があるのに、これではただ遊びにいっただけと言われても反論できないでし
ょう」
そんな物見遊山の象徴が大リーグ始球式だったのである。
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■ 党三役・内閣改造人事めぐる暗闘
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小泉「重要閣僚にして閣内に封じ込めろ」
安倍「小泉内閣との一蓮托生はゴメンだ」
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9月末の閣僚・党三役人事をめぐり小泉首相と安倍幹事長の暗闘が繰り広げられて
いる。小泉は13日の会談で、「分かった」と安倍の幹事長辞任を認めた。だが、こ
こで“政権の目玉”に逃げられては政権が危なくなるとあって、安倍を閣内に取り込
もうと躍起だ。
安倍の周辺では「ポスト小泉を狙うには、ここは無役で地歩固めに専念した方がい
い」の意見が大勢。安倍も、次にターゲットを定め小泉内閣と距離を置く考えだ。
「安倍は『今の小泉首相があるのは、森内閣の時に官房長官としての入閣要請を断っ
たからだ。受けていれば、森さんと一蓮托生だった』と周辺に漏らしています。小泉
はボロボロの森内閣と距離を置いていたからこそ、国民に新鮮に映り、高い支持率で
政権を取れたとみている。レームダックが進む小泉内閣を支え続ければ、政権を取れ
ないと考えているのです」(政界事情通)
実際、安倍の政権取りは簡単じゃない。“中2階”といわれる平沼赳夫ら4人組を
吹っ飛ばし、一気に世代交代を進めなければならない。派閥横断的な支持を広げるた
めにも、小泉との腐れ縁を断ち切る必要がある。
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