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北海道警の不正経理問題について、芦刈勝治本部長は13日の道議会総務委員会で内部調査の中間報告を行った。
芦刈本部長は、裏金作りは組織全体で行われ、2000年度までの3年間に執行された捜査用報償費(道費)と捜査費(国費)はほぼ全額の約14億200万円が裏金だったと正式に認め、「道議会ならびに道民の皆さまに深くおわびします」と陳謝した。返還対象は約6億7100万円で、今年末に一括返還する場合、金利を含めた返還額は約8億5000万円となる見込み。
警察の裏金作りは全国各地で明らかになっているが、全部署にわたる組織的な不正を認めたのは道警が初めて。
芦刈本部長は、返還対象とした6億7100万円は「懇親会や捜査員への差し入れなどだったほか、使途が不明だった」と述べた。残りの7億3100万円は、裏金として捻出されたが、協力者への謝礼や接触費など「捜査に必要な経費に使われた」として返還対象から除外した。
報償費と捜査費を執行した部署のうち、報償費を適正に執行した部署は1998、99年度がゼロ。2000年度が1。捜査費は98年度が6、99年度が7、2000年度が10だった。
2001年、2002年度については調査中としながらも、現時点で延べ18部署で不正執行が行われていたことも認めた。
今回の報告は、既に不正が明らかになっている旭川中央署、弟子屈(てしかが)署、北見方面本部警備課を除く全道156部署が対象。報償費と捜査費として3か年に執行した約5万6000件のうち約1万4000件を無作為に抽出し、現職やOB5471人から聴取を進めてきた。
(2004/9/13/14:10 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040913i206.htm