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ジェンキンスさん出頭 軍に復帰、施設内勤務 3カ月以内にも判決
北朝鮮による拉致被害者の曽我ひとみさん(四五)の夫で、元米兵のジェンキンスさん(六四)は十一日、米軍から訴追を受けている脱走罪など四件の容疑に関する司法手続きに入るため、東京・新宿の東京女子医大を退院、在日米陸軍司令部のある神奈川県のキャンプ座間に任意出頭した。週明けにも軍法会議に向けた司法手続きが始まるとみられる。ダイクストラ米陸軍予備役大佐(国際法専門官)は同日午後記者会見し、「大まかな推測だが、判決が下るまで一−三カ月、裁判記録が作成されるまで二−三カ月かかる」と述べた。
アンバーグ在日米陸軍司令部広報室長によると、ジェンキンスさんにかけられている容疑は(1)脱走(2)二件の脱走教唆(3)利敵行為(4)二件の米国に対する忠誠放棄の教唆−の四件。軍法会議は罪の重さによって三種類あるが、ジェンキンスさんが問われている罪は重いことから高等軍法会議で審理が進められる見通し。
ジェンキンスさんは一九六五(昭和四十)年に在韓米軍で軍曹として任務に就いていた際に南北軍事境界線付近で北朝鮮へ逃亡したとされている。ジェンキンスさんは容疑の一部を認めて北朝鮮に関する情報を提供する代わりに刑を軽減する司法取引を行い、恩給などが受給できない「不名誉除隊」などの形で決着することを望んでいるとされる。
この日、午前十一時半ごろ、ひとみさんら家族を伴って、キャンプ座間に到着。出迎えたニガラ憲兵隊長に敬礼し、「ジェンキンス軍曹であります。ただいま出頭しました」と述べた後、事務所に入り、米軍への復帰手続きを行った。
一家は正式な住居が提供されるまでキャンプ内の宿泊施設に滞在。ジェンキンスさんは事務職として施設内で勤務するが、許可がない限り施設外には出られない上、施設内でも、案内人などを常時伴わなければならないという。
◇
≪「月給36万円」米軍支給≫
現役軍人に復活したジェンキンスさんは早速、給与や生活費などを約四十年ぶりに米軍から受け取った。十一日に支給された額は明らかにされていないが、ジェンキンスさんには滞在中、諸手当を含め、毎月約三千二百七十ドル(約三十六万円)が支給されるという。
ジェンキンスさんに支給されるのは(1)基本給(2)基本住居・食糧手当(3)生活手当−の三種類。
ジェンキンスさんはこの日、陸軍の給料支払簿に再登録された。国防総省会計管理規則などによると、ジェンキンスさんは今年一月一日時点で脱走前にさかのぼると勤務年数は九年二カ月。「E−5」という下士官の給与階級が適用され、基本給は月額約二千二百五十ドルになる。住居・食糧手当は約二百五十四ドル。為替変動を補うための生活手当は扶養家族の人数などを考慮して、支給額が算出され、ジェンキンスさんの場合は月額約七百六十八ドルになるという。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/12iti001.htm