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中国人民解放軍が鴨緑江で北朝鮮へ渡河訓練!北朝鮮崩壊の予行演習か、核の挑発に対する圧力か、難民流入への瀬戸際作戦か……
http://www.asyura2.com/0406/senkyo5/msg/427.html
投稿者 クエスチョン 日時 2004 年 9 月 05 日 20:24:39:WmYnAkBebEg4M
 

2004年8月7日の「救え!北朝鮮の民衆/緊急行動ネットワーク(RENK)」に載っていたレポートです。ちょっと古いですが、最近「脱北者29人、北京の日本人学校駆け込み」などのニュースもあったので関連と言うことで投稿しておきます。


中朝「血盟」の深層=真相を激撮!
中国人民解放軍が鴨緑江で北朝鮮へ渡河訓練!北朝鮮崩壊の予行演習か、核の挑発に対する圧力か、難民流入への瀬戸際作戦か……
http://www.bekkoame.ne.jp/ro/renk/040807.htm

中朝国境よりの最新写真レポート

 北朝鮮の民主化を目指し、中朝国境地域で情報収集活動を続けている現地協力者から、今回、RENKのもとに注目すべき情報が届けられた。中国と北朝鮮の国境となっている豆満江と鴨緑江のうち、南側の鴨緑江で7月初旬から、中国人民解放軍が渡河訓練を行っているとのことである。その後、協力者からは、訓練の模様をカメラ付き携帯電話で撮影した画像と簡単なメモが送付されてきた。RENKは協力者の努力と勇気をたたえ、以下に画像およびメモの要点を紹介する。

 件のメモによれば、撮影日時は7月中旬であり、撮影場所は中国遼寧省丹東市から鴨緑江の上流方面におよそ30分ほどの河畔。中国に限らず、軍事訓練は基本的に非公開であり、現場に接近すること自体が「スパイ容疑」に問われかねない御法度である。協力者は、さすがに訓練最中の軍隊の動きまでは撮影できなかったものの、訓練が一段落し軍人が現場を離れた段階を見計らって、決定的な瞬間を我が物とした。協力者が目撃した渡河訓練の様子は次のようなものである。

(1)鴨緑江の河畔に人民解放軍部隊が結集し、訓練時の兵舎となるテントを設営した。設営されたテントはおよそ100幕で、1幕あたり10名ほどが寝起きできる大きさだった。そこから類推して、訓練に参加した兵士の数は1000人近くになると見られる。

(2)訓練の実際は、鴨緑江の中国側から北朝鮮側へ向けて仮設の浮き橋をいくつも浮かべ、それらを連結したり分離したりする、いわば設営訓練である。目視に依れば、仮設橋梁1組あたりの長さは約20〜30m、幅は5〜7mほど。訓練現場には、こうした橋梁がおよそ7〜10組ほど用意されていた。

(3)これらの仮設橋梁をすべて連結した場合、長さは約300m前後となる。鴨緑江の川幅は、丹東付近ではおよそ500mであり、場所にもよるが中朝の国境線はだいたい中間に引かれているため、今回の訓練ではまさに北朝鮮との境界ギリギリまで仮設橋梁を設置したことになる。

(4)近隣住民に話を聞いたところ、土地の古老さえも、こうした訓練の存在は初耳だと語った。また、知人を通じて他の箇所でも同様の渡河訓練を行なっているか尋ねてみたところ、現時点では他に渡河訓練が行なわれているという事実は確認できなかった。(豆満江の場合、中朝国境の需要地点の川幅が狭いため、特別に渡河訓練の必要はないものと考えられる。)

 ここで問題となるのは、歴史的に見ても異例と言うべき、今回の渡河訓練の意味である。

 従来、中国は北朝鮮に対して「社会主義の友邦」との位置づけから、国境警備には正規軍を配置せず、武装警察の傘下にある「辺境防衛隊」で対応してきた。しかし、周知のように昨年8月、辺境防衛隊に代えて突如、正規軍である人民解放軍に国境警備を移管した。これについて、中国当局は当時、「他の地方の国境警備と整合性を保つため」と説明したが、いかにも取って付けたような印象は免れず、メディアや識者の間にさまざまな解釈を惹起した。そのほかにも、核問題を巡る6者協議に関連して、原油や援助食糧の供給を調節したりするなど、表面的な「血盟関係」の打ち出しとは裏腹に、中国は北朝鮮に対して戦略的な対応を強めている。

 こうした中国の姿勢について、アメリカ国防総省が5月に発表した『中国の軍事力に関する年次報告:2004年版』は、次のように指摘している。「北京は、北朝鮮の核の袋小路が朝鮮半島における危機ないし不安定を導く可能性があると懸念している。これに対して、北京は合衆国の軍事行動の機先を制するために外交的アプローチを続けているが、北朝鮮に圧力を加えるための実質的な行動をとることを避けている。しかしながら、不確実性に対する潜在的な防護策として、人民解放軍が2003年秋に東北部国境沿いの国境警備に対する責任を引き受け、抜け穴の多い中朝国境沿いの警備を増強し、難民流入をくい止めるための、また北朝鮮体制の崩壊に備えるための、中国側の能力を強化している」。

 以上を踏まえれば、今回の渡河訓練は戦略的側面から言って、短期的には、9月に予定されている第4回6者協議で北朝鮮が謙虚な態度を示すよう促すための圧力であり、中長期的には、すでに末期状況を呈している金正日政権の崩壊に備えた「予行演習」と捉えることができる。と同時に、戦術的側面で言えば、かつてと比べて少なくなったとはいえ、未だに途切れることのない脱北者=北朝鮮難民の流入に備えた対応の一環でもある。

 いずれにせよ、金正日政権の行く末にとって、中国はアメリカと同等以上の重要な位置を占めている。RENKは今後とも、難民問題を含めた中国の対北朝鮮動向に注意を促すべく、情報収集を継続していく所存である。

2004年8月7日
救え!北朝鮮の民衆/緊急行動ネットワーク(RENK)

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