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韓国は北朝鮮に間違ったシグナルを送りっぱなしだ アメリカは韓国を見捨て、台湾有事に備えている。
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投稿者 TORA 日時 2004 年 9 月 04 日 15:24:22:CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu78.htm

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韓国は北朝鮮に間違ったシグナルを送りっぱなしだ
アメリカは韓国を見捨て、台湾有事に備えている。

2004年9月4日 土曜日

◆ごまめの歯ぎしり メールマガジン版 河野太郎の国会日記
http://www.taro.org/

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ケリー候補が勝てば駐日大使か国務省の幹部かと噂される知り合いから電話が来る。
−自民党の中でなにか偉くなったそうだが..
−安倍幹事長の後任になった訳じゃないよ。神奈川県連会長さ。
−ほー、そりゃ...(そりゃすごいと言うべきか、なーんだと言うべきか決めかねている様子で)
−ま、全国で初めて選挙で選ばれた県連会長だけどね。
−選挙の相手は誰だい?
−残念ながら対立候補出ずさ。世代交代のPRをしたかったのに。
−自民党世代交代のカギは選挙ってことになるかな。
−そっちの様子はどうだい?
−共和党の奴らは選挙が心配でイラクを気にしているが、俺達は北朝鮮も心配している。大統領選挙前に韓国をさらに懐柔しようとミスターKがソウルを訪問したりしないようにね。
−北はケリーを望んでいるんだろうね。
−それは間違いだな。ニクソンしか中国を訪問できなかったようにネオコンのブッシュ政権だから北朝鮮に対して何もしないで済んだんだ。ケリーになったらブッシュのレトリックと同じレベルのことを現実に実行に移さざるを得ないだろう。それにしても最近の韓国はひどすぎる。
−今度の駐韓米大使はどんな人だい?
−国務省の人間さ。たしかポーランドにいたんじゃなかったかな。
 今の韓国ならばそんなものだろう。今のままならば、どっちが勝っても在韓米軍は十年以内に撤退することになりかねない。
−そりゃ、北に間違ったシグナルを送ることになる。
−今の韓国は北朝鮮よりもアメリカのほうが脅威だと考えているんだ。韓国は北朝鮮に間違ったシグナルを送りっぱなしだ。それにもう、アメリカと中国が朝鮮半島のことで事を構えることはない。台湾だよ、台湾。
 中国が台湾を侵攻すればアメリカは介入せざるを得ない。台湾が独立すれば中国は侵攻せざるを得ない。台湾が博打を打たないようにしておかないと。いいか、台湾有事の可能性はあるんだ。いろんなシナリオもある。でも、日本は台湾有事について何も議論していないじゃないか。有事立法もいいが、想定されるシナリオへの対処についても対応をきっちり議論しておかないと、あっと思ったら超法規、超憲法的な対応をすることになるぞ。
−ワシントンで嘉手納からの撤退論がささやかれているらしいね。
 台湾有事の時に政治的に嘉手納がもたないなら、早めにグァムで仕切直しをするべきだという声があるそうだが。
−それなら横須賀も似たようなものじゃないのか。北朝鮮有事はなんとかなっても、台湾有事は政治的な用意がないと乗り切れない。
 アメリカ側に立つならば中国からの基地攻撃だってあるのだから。
−日中の関係改善ももちろん大切だし、中国の向こうのロシアと日本の関係改善も必要だ。なにがどういう順番で重要なのか優先順位をしっかりつけなければ。戦略的な外交をやるためにはポスト小泉に世代交代することが絶対に必要だ。....
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◆片岡鉄哉のアメリカ通信 Vol. VIII, No. 21 平成十四年四月二十一日
http://home.att.ne.jp/apple/america/backnumber/vol80021.html

有事法制の問題点(1)
中朝の核攻撃を挑発するのか

有事法制の問題点について考えてみよう。アメリカは日本という同盟国と基地がなければ、中国・北朝鮮と戦うことができない。つまり韓国と台湾を守ることができない。しかし、日本が同盟国として、アメリカの韓国・台湾防衛に加担すれば、日本も中朝の敵になる。その場合、中朝の核攻撃の対象になる。

北朝鮮のテポドンは、アラスカまで届かないものと思われる。その狙うところは日本である。北朝鮮のポスターには三本のテポドンがこちらに向けて飛んでいる。日米韓が標的である。「日本を火の海にする」というのだ。

これに対処するには、日本が核武装をすることが理論的な解答の一つである。もう一つは、アメリカに軍事協力を拒否して、韓国・台湾の陥落に目をつぶることだ。

しかし、その場合パックスアメリカナはガラガラと崩壊し、米国はハワイまで後退し、世界秩序は変わることになる。日本は中国の勢力圏に編入されるだろう。そこで次ぎの日米戦争が始まることになるかもしれない。

自民党の保守本流は、米vs.中朝の板挟みとなり、矛盾を糊塗するために、周辺事態法をつくった。自衛隊は戦場と一線を画した地点までしか行かないというのだ。しかし、これは頭かくして尻かくさずに過ぎない。米軍が日本の基地から進攻する以上、日本は戦争に参加しているからである。

私は核武装を勧めるが、同時に、これが理論に過ぎないことも熟知している。1996年のことだ。台湾の総統選挙に李登輝が出馬し、これを牽制する目的で、中国がミサイル攻撃をかけると事前に通告してきた。アメリカは騒然となり、日本に核武装をさせようという動きが台頭した。

好機到来と考えた私は、国際会議をお膳立てし、東京に帰って、日本の総理大臣の二、三人に話しを持ち掛けた。しかし全ての総理が尻込みしたものである。日本が普通の国になるには、なにか恐ろしい体験が前提になるのだろうと思う。理論的な脱皮でなく、狂信的な暴走がくるのだろう。例えば、北朝鮮による核攻撃の犠牲となるようなことが考えられる。

有事法制の問題点(2)
保守の反米・平和主義

吉田茂は台湾と韓国の防衛に寄与することを蛇蝎のように嫌った。この嫌悪感が日本に残っているはずである。野中広務を見ていると、それを感知する。

吉田の平和主義の起源は以下のようなものだと推察する。日本は日清戦争の戦利品として台湾をとり、日露戦争の戦利品として朝鮮半島を植民地にした。日露戦争は英米の後ろ盾があって戦った戦争である。アメリカのセオドア・ルーズベルト大統領はポーツマスで平和会議を開き、友好的な仲介をしてくれた。勿論、日本の朝鮮領有に賛成した。

吉田は朝満蒙の地帯を日本の生命線として守ることで外交官として臥床惨澹の苦労をなめている。ところが第二次大戦に負けた日本は、カイロ宣言を領土条項として受け入れることを余儀なくされた。カイロ宣言は、台湾・朝鮮の取得は「暴力と貪欲」によるもので、「盗み」であると決め付け、これを理由に日本から取り上げると約束していた。

これは一方的な歴史の改竄である。近頃文部省が教科書を改竄して、侵略を美化していると非難されるが、最初に改竄したのはアメリカ政府だった。

しかし吉田を怒らせたのは、次ぎのステップだったのであろう。1950年に朝鮮戦争が勃発したら、ダレスは日本軍が参戦するよう要求したのである。

つまり、アメリカ政府は、(1)日本の朝鮮半島取得を尻押しし。(2)それを「盗み」であると称して取り上げ。(3)もう一度取り返すために血をながしてくれ、といったのである。

ダレスとの平和交渉の過程で、朝鮮派兵に賛成する日本人はいなかったようである。ただ一人賛成したのが芦田均だった。鳩山は再軍備に賛成だったが、朝鮮派兵には反対だった。吉田と同じである。同じ理由からだったのであろう。

アメリカが戦後のアジアではまり込んだ戦争は、朝鮮、台湾、ベトナムであり、これらの領土に共通するのは、かって日本領だったことである。それをとりあげることで、アメリカは戦争にはまり込んだのである。これはperverse justiceであるとジョージ・ケナンはいう。吉田は同感だったろう。

これは民族主義者にだけが実感する平和主義である。これが自民の底流にあると思う。日本の一番右が平和主義であることの影響は大きい。自民の左にある政党に有事法制をやれというのは無理なのだ。


(私のコメント)
ロシアの学校人質事件は200名以上の犠牲者が出ると言う最悪の結果で終わりましたが、これはロシアの特殊部隊の質の悪さが原因だろう。モスクワの劇場占拠事件も120名もの死者を出してしまっている。狭い建物に突入してテロリストと人質を見分けながら戦闘するにはかなりの訓練がいる。テロリストが爆弾のボタンを押す間もなく瞬時に打ち倒さなければならない。そのためには瞬間的に動作不能にするような特殊な兵器も必要だ。

西側の特殊部隊には強烈な閃光と音を発して犯人を行動不能にするロケットランチャーがあるが、ロシアも同じものを持っているはずだが、使った形跡もなく、犯人の一部を取り逃がしている。ロシアには対テロ用特殊部隊がないとしか思えない。日本も他人事ではなく対テロ特殊部隊を用意しておくべきだ。日本にも警察の小規模なものはあるが、今度のような事が起きたら対応できない。

昨日書いた韓国の核爆弾用濃縮ウラン製造のニュースは衝撃的ですが、日本では大きくは報道されないのはなぜだろう。新聞を見ても外交面で小さく出ているだけだ。首相の靖国神社参拝程度で大騒ぎする日本のメディアが、韓国の核武装化に直結するニュースに反応が小さいのはなぜか。NHKの昼のニュースで一度だけ報道されて、後はない。

おそらくアメリカも韓国のウラン濃縮の事実は掴んでいたが、北朝鮮を刺激するので伏せていたと思われる。朴大統領の頃もアメリカは韓国のウラン濃縮を止めさせている。ところがこの時期にIAEAにリークして韓国の立場を悪くしたのはなぜか。なんらかの警告の意味があったのだろう。つまりアメリカは盧武鉉大統領の韓国を見限っている。

朝鮮半島は北朝鮮が独裁者が支配するだけの破綻国家であり、韓国は北朝鮮の工作員にすでに取り込まれてしまって、大統領から議会まで反米勢力でいっぱいだ。このような状況が続けばアメリカは韓国から撤退もやむをえないと考えている。日本も北朝鮮の工作員が政界やマスコミに食い込んでいたが、拉致問題で一気に朝鮮総連をはじめ活動は低下した。

アメリカは朝鮮半島は見捨てるしかないのだろう。それよりも台湾のほうが独立の動きや、中国の台湾侵攻の警戒をしなければならなくなってきた。中国が必要に台湾領有を目指しているのも、太平洋への出口が欲しいからですが、アメリカにとっては国益に関わってくる問題だ。韓国、台湾と相次いで中国の勢力圏に陥れば、非武装国家日本も中国の勢力圏に組み入れられるだろう。

韓国を見れば分かるとおり、日本のマスコミや教育も左翼活動家が親中国反日ムードを煽っている。左翼教師が歴史教科書にこだわるのも活動の一環だ。しかしこの点では韓国のように上手くは行っておらず、日本の若者を反米親中国にすることには失敗している。むしろ親米的であるといえるのですが、親米的になりすぎてアメリカの植民地化していてもそれに気がつかない問題を抱えている。

アメリカの戦略としては日本から朝鮮と台湾をとり上げてしまった結果、朝鮮戦争やベトナム戦争で数万人もの戦死者を出す結果になっている。二つの戦争がアメリカの産軍複合体を強化してアメリカはより軍事大国化する結果を招いている。これはアメリカ自身の利益にもならず戦略的に間違ったと言えるだろう。

しかしだからといって、今さら日本を再軍備させて朝鮮半島や台湾の面倒を見ろと言われても迷惑千万であり、アメリカの手先になることも日本の国益にならない。むしろ自主的に憲法を改正し、日本の核武装まで認めてくれるのならば中国とも対抗できるし、自主外交も出来るようになるだろう。しかし戦後の平和教育が日本の若者から自立の精神を奪ってしまったから無理かもしれない。

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