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■□■ 日刊ゲンダイ Dailymail Digest 2004年 9月 4日号(平日毎日発行)
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─ Dailymail Businessより ─────────────────────────
■ これでは国会も国会議員も必要なし
■ 巨額の歳費をもらい国会議員は何をやっているのか
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国と国民生活に関わる重大事が小泉首相が恣意的に人選した
経済財政諮問会議という法的にも疑義のある私的機関で
勝手に次々決められていくがこれは重大な憲法違反ではないか
いま問題の郵政民営化や社会保障制度改革の議論は国会を開いて
国会議員が討議するのがスジなのに、小泉首相以下茶坊主たちが
集まって勝手をやっている法治国家を自称するこの国の呆れた現状
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「おいおい、ちょっと待ってくれよ」じゃないか。最近の新聞を読んでいると、クビ
をかしげたくなることばかりだ。「郵政民営化」や「年金一元化」といった国民生活
にかかわる重大事が、全部“密室”で勝手に決められている。“密室”とは小泉首相
が竹中平蔵大臣を使っていいようにやらせている例の「経済財政諮問会議」のことだ。
例えば、いま問題の郵政民営化では、先月26日と31日の諮問会議で「基本方針」
素案なるものが竹中大臣から提示され、さしたる議論もないまま郵政民営化の方向と
大枠が決められてしまった。驚くことに、来週7日の会議で最終決定。10日には閣
議で「基本方針」が了承されるという。
これって、どう考えても変じゃないか。
法大教授の五十嵐仁氏(政治学)が言う。
「郵政民営化をはじめとする小泉首相の構造改革路線は、先の参院選で否定された。
だから小泉自民党は負けたのでしょ。有権者は、早く民営化を進めてくれなんて頼ん
でいない。それなのに、勝手に基本方針をつくり閣議で決定するなんて、有権者無視
もはなはだしい。とんでもありませんよ」
「年金の一本化」にしたって、国民的議論は何も煮詰まっていない。デタラメもいい
ところだ。
恐ろしいのは、この密室の経済財政諮問会議で物事が決まれば、ジ・エンドとなる
ことだ。竹中大臣の私案みたいなものが役人の手で法案化され、政府案として国会に
提出されたら、その後は自民党、公明党の賛成多数で押し切られ、いくら野党や世論
が反対しようと、ひっくり返ることはまずない。「こんなのアリか」である。
「国民に選ばれた国会議員がとことん議論を交わし、その上で法案化していくのが議
会制民主主義です。ところが現実には、私的諮問機関が方向性を決めたら、それを大
メディアが報じて既成事実化し、国会は追認するにすぎない。これでは国会も、国会
議員も要りませんよ」(五十嵐仁氏=前出)
国民は、もっと怒らないとダメだ。
▼ 小泉内閣になって「最高意思決定機関」に変貌 ▼
そもそも「経済財政諮問会議」って何なのか――。
森内閣時代の01年1月、総理大臣にリーダーシップを発揮させようと、中央省庁
再編と併せて内閣府に設置された。
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■ 高速料金値下げの裏 やっぱりあったETC天下り財団の焼け太り
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この9月から先行導入され、来年春から全国で実施される高速道路料金値下げ。も
っとも値下げ分の600億円は税金で補填するのだから、結局は国民負担というイン
チキ。値下げはETC車のみだが、このETC普及で大金が転がり込む財団がある。
案の定、天下り官僚がゾロゾロだ。
▼ 1台500円のオイシイ仕事 ▼
ETCを取り付ける際に「セットアップ料」という名目で3000円が取られる。
このワケの分からぬカネに絡んでいるのが、「道路システム高度化推進機構」(OR
SE)なる天下り団体だ。職員わずか36人だが、役員名簿には、国交省から元大臣
官房審議官の中山啓一と元北陸地方整備局企画部長の辻英夫、旧通産省からは元観光
立地局長の鈴木孝男ら3人、警察庁からは1人。このほか、自動車業界、家電業界な
ど関連企業の天下りもゾロゾロいる。
で、このセットアップ料だが、ORSEによると「車検証の情報や車載器管理番号、
車種区分データなどを暗号化するための手続き料」という。3000円のうち250
0円は小売店が人件費やサービス料として回収し、残り500円がORSEの取り分
だという。一体この500円はどんな内訳なのか。
ORSEの総務部長に聞くと、「設備投資費や人件費、管理費です。500円のう
ち100円が何に使われ、200円は何に使われているといった内訳については、い
ちいち説明する必要はない」と教えてくれない。
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