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■□■ 日刊ゲンダイ Dailymail Digest 2004年 9月 2日号(平日毎日発行)
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─ Dailymail Businessより ─────────────────────────
■ 改めて問う 小泉さんは一体どこの国の首相なのか
■ 傲慢すぎる在日米軍と米国に何一つ抗議することもなく
■ 未だに何の手も打たない小泉首相は、まさにブッシュの奴隷を証明
■ “戦後60年”日本はまだ米軍の占領国なのか
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巷に巻き上がっている怒りと疑問の声にただひたすら沈黙を
決め込んで物見遊山に明け暮れている小泉という売国首相を、
あと2年も権力の椅子に座らせていてはダメだ。
反ブッシュデモ以上の反小泉闘争が絶対必要になってきた
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マスコミはキチンと報じていないが、26日、沖縄・宜野湾市で大型ヘリを墜落さ
せた在日米軍のワスコー司令官が会見をしたが、その内容はまったく日本をナメ切っ
たものだった。
「ヘリのクルーは、被害を最小限に食い止めようと精いっぱい努めた。彼らには大変
すばらしい功績があった」「なぜ飛行訓練をするのか。これはアテネ五輪の日本体操
選手と同じだ。個人がチームのために難しい演技を選んで金メダルを取った。その心
意気は在日米軍の隊員すべてが持っている」――危ない訓練をやっていたが、隊員の
努力で犠牲者は出ていない。文句があるのか、という態度だ。
在日米海兵隊のフロック副司令官も「墜落」とは認めずに「緊急着陸を行った」と
強弁。謝罪の言葉は一切なしだ。
先月13日の事故発生から今までの米国の対応は常軌を逸している。
九大名誉教授の斎藤文男氏(憲法)が言う。
「在日米軍は勝手に事故現場を封鎖して日本の警察を閉め出し、現場検証もさせず、
さっさと機体を回収してしまった。あれだけの大惨事なのに日米地位協定を盾に日本
の主権を侵害し、好き放題やっています。墜落したヘリに劣化ウラン弾が積まれてい
た可能性があると報じられ、放射能汚染の危険までささやかれているのに、すべてが
米軍の手で隠蔽されてウヤムヤになろうとしている。これでは日本が独立国家とはと
ても思えない。言語道断ですよ」
それなのに小泉首相は知らんふり。「夏休み」を理由に稲嶺沖縄県知事と会わず、
ようやく会談が実現したのは事故後10日以上たってからだ。
小泉は沖縄県民の怒りの声に耳を貸そうともせず、米国に何の注文もつけていない。
やったことといえば、せいぜい川口外相がパウエル米国務長官に電話して「事故原因
の早期究明」をお願いしたぐらいである。
ニューズウィーク誌のジェームズ・ワグナー副編集長は9月1日号の同誌で「(日
本政府は)在日米軍の傲慢さに耐えるのがアメリカの庇護を受ける代償と考えている
らしい」と書いていた。ズバリ、言い当てているのではないか。
◆ 「米軍が日本を守ってくれる」は幻想だ ◆
在日米軍について日本人は大きな誤解をしている。自衛隊は弱体で、いざ日本が攻
撃されたら米軍が守ってくれるという幻想だ。だから日本は基地を提供して、「思い
やり予算」も出していると信じ込んでいる。
小泉首相はイラクに自衛隊を派遣する際、「日本の安全を守ってくれている米国に
協力するのは当然だ」と言っていたが、そんなスリ込みの結果、在日米軍やイラク派
兵を容認する国民が多いのだ。
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