★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板 > 政治・選挙5 > 356.html
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
天木直人・メディア裏読み8月28日(多くの読者に感謝!)
http://www.asyura2.com/0406/senkyo5/msg/356.html
投稿者 天木ファン 日時 2004 年 8 月 29 日 10:02:28:2nLReFHhGZ7P6
 

8月28日 日本もイスラエルのようになるのか/日本を覆う閉塞感を打開するのは声をあげることだ
8月28日―メディア裏読み


 日本もイスラエルのようになるのか

 28日付の読売新聞が一段で時事の記事を載せていた。それはイスラエルが迎撃
システムの実験に失敗したという記事だ。イスラエルは米国の資金援助を得て開発
した弾道ミサイル迎撃ミサイル「アロー」の実験を26日、カリフォルニア州沖の
太平洋上で行ったがミサイル本体から分離した弾頭の迎撃に失敗したのだ。

 私はこの記事を読んで二つの点に思いを馳せた。
ひとつは、イスラエルはここまで軍事技術を開発しようとしていたのかというこ
とだ。完全に米国の一部である。アラブが束になってかかっても相手にならない。
 二つ目にはミサイル迎撃がいかに技術的に困難であるかということである。莫大
な経費を使ってもミサイルを完全に迎撃できるシステムなどできはしないであろう。
そしてそのような中途半端な軍備が相手の恐怖心と攻撃心を刺激してさらなる軍事
拡大につながるのである。

 日本は米国にいわれるままにそのような危うい迎撃ミサイルシステムを日本本土
に作ることを計画している。しかもイスラエルと違って米国からの財政支援を受け
るどころか在日米軍の機能強化の財政負担をますます増大させている。
日本はどこまで自らの国のあり方を見失っていくのだろうか。


 日本を覆う閉塞感を打開するのは声をあげることだ

 厚生労働省兵庫労働局で約3000万円の裏金づくりが発覚したという記事が出ていた。
この国は裏金だらけである。外務省の裏金からはじまって以来一体どれほどの裏金疑
惑がここ二、三年で報道された事か。すべての省庁で行われているに違いない。しか
もそれがトップの了承の下に組織的に長年行われていたにもかかわらず、関係者の処
分ですべて終わっている。真の責任者を罰することなく世間の怒りがおさまるまで頭を
下げるだけである。そしてまた同じ事が繰り返される。

 牛肉偽装事件「ハンナン」の第二回公判が27日、大阪地裁であった。
被告人はいずれも犯罪を認めたうえでそれぞれ次のように供述したという。
 「浅田被告には世話になってきた。逆らえなかった。」
 「生活もあり指示を断れなかった。家族に迷惑をかけた。」

 悪いことはわかっていた。しかしやってしまった。自分ひとりが断ったところでどう
にもならない。他の人に迷惑をかけることになる。弱い立場にある彼らの苦悩は我々一
人一人の苦悩でもある。

その弱みにつけこむ強者の悪は許されるべきでない。
かつて不祥事のあった神奈川県警本部長が「世間にバレた時点ではじめて事件となる
のだ(バレなければ犯罪にならない)。」という名文句を部下に発していた。
そんな雰囲気の中では正義感をもった人間はつぶされる。内部告発は出来にくくなる。
そこにどうしようもない閉塞感がひろがっていく。

 日本は小泉政治という強権政治が3年も続いた間に内政、外交、経済、社会などすべ
ての分野で見ざる、聞かざる、言わざるの風潮がかつてないほど広がっているような気
がする。これほど権力者にとって都合の良い状況はない。
我々にでもできることはある。勇気をもって権力者の悪事に声をあげることである。
報道をみながら彼らのイカサマを監視する事である。

それは誰にでもできることである。


http://homepage3.nifty.com/amaki/pages/ns.htm

 次へ  前へ

政治・選挙5掲示板へ



フォローアップ:


 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。