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(回答先: Re: 「徴兵制は復活させるべきだ。そうすれば戦争はうんと減るだろう」 (ムーア) だから怪しいのだ 投稿者 戦争屋は嫌いだ 日時 2004 年 8 月 22 日 04:37:33)
マイケル・ムーアは月光仮面でも左翼の救世主でもない
最近、左翼陣営やメディア関係、知識人層からM・ムーア批判が激しくなっている。
先週の虎ノ門を見ていたら、自分自身はろくでもない映画しか作れていない井筒某が、「華氏911」をぼろくそにいっていた。
曰く、あんなことは日本人なら誰でも知っている、映画になっていない、カンヌの選考人は映画がわかっていない、NHKスペシャルの方がもっとましなドキュメンタリーが作れる、云々と。
ビデオニュース・ドットコムでも、ビデオジャーナリストの神保哲生と宮台真司がまったく期待はずれで、ドキュメンタリーとして評価できないというようなことを、延々と語っていた。
小生は未見なので(過去の作品はDVD化されているものはすべて見た)これらのコメントについて云々するのは差し控えたいが、一つ言えるのは、マイケル・ムーアは月光仮面でも左翼の救世主でもない、ということだ。
多くの「華氏911」批判は、M・ムーア作品に多くのものを期待しすぎた結果のように思える。
しかし、過去の作品を見る限り、M・ムーアは、貧乏人、マイノリティ、弱者の味方であり、彼らの代弁者たらんとしている、一人のジャーナリストにすぎない。
彼に世界の真相を暴けと期待する方が怠慢なのだ。
そんなに文句があるのなら、自分が作ればいい。
しかし、いまの日本で「華氏911日本版」を作れる監督、ドキュメンタリー作家がどこにいるのか。
井筒某はNHKの現状を知っているのか。
100年経っても井筒が否定する「華氏911日本版」すら作れないだろう。
徴兵制ついていも、貧乏人、マイノリティが否応なくイラクに行かざるを得ない状況だからこそ、ある種の皮肉を混めて口にしたのだろう。
その一点をとらえて、ネオコンの陰謀の片棒担ぎと言うなら、そちらの方がお門違いと言わざるを得ない。