現在地 HOME > 掲示板 > 政治・選挙5 > 237.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
http://www.jimin.jp/jimin/jimin/2004_seisaku/kenpou/contents/04.html
http://www.cs.kyoto-wu.ac.jp/~hirakawa/diary/archives/200406/300544.php
現状は利己主義を主張した者が勝つ。そしてバカをみるのは利己主義を主張しないものである。
2004年06月30日
自民「憲法改正のポイント」―隠さず全部出せよ(笑)
[ 政治経済 ]
さっき自民党のHPを見てたら――見てると全部ウソやごまかしに見えて精神衛生に悪いのだけど――「憲法改正のポイント」というのをみつけた。
憲法改正のポイント――憲法改正に向けての主な論点――自民党
はっきりいってゲロゲロです。さっきのエントリーで取り上げた参院選公約と同様、きな臭い、時代錯誤のオヤジモード丸出しの部分をごっそり落として(=隠して)、耳障りの良いあたりさわりのないことばかりが並んでます。こんなのでだまされないために、必ずこれら(↓)と一緒に読みましょう。
自民党憲法改正・論点整理(案)
自民党憲法調査会議事録(ただし18回のうち最後の5回は非公開)
ちなみに「憲法改正のポイント」の「4.「公共」とは、お互いを尊重し合うなかまのこと」には、こんなくだりがある。
家族は、一番身近な「小さな公共」
さて、互いに尊重し合う個人のネットワーク、「公共」の一番身近で小さな形態は、家族です。家族の構成員は相互に尊重し合う責務を負うのですが、通常は、そういうことを意識することはありません。
一昨日も指摘したんだけど、政治学や社会学ではふつう、「家族」は、公的領域/私的領域のうち私的領域に属しているんだけど、なぜか自民党改憲案では、憲法調査会の議論もふくめて一貫して「家族=公共」とされ公的領域に位置付けられている。おそらくそれは、「公共」を「お互いを尊重し合うなかまのこと」ということ、つまり「他人との共生」という素朴な意味で定義しているからなのかもしれないが、そういう概念の立て方に問題がないか考えてみる必要があるだろう。
それはともかくとして、問題だと思うのは、そのすぐあとではいきなり「国家」が登場することだ。共同体うんぬんも少々出てくるが、こういう話の運び方をみると、その共同体というのは、「相互監視の隣組的ムラ社会」と大差ないものじゃないのとかんぐりたくなる。