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多国籍軍参加中止を 弁護団連絡会議、札幌で初の会合
2004/08/11 01:25
自衛隊イラク派兵差し止め訴訟を起こしている全国各地の原告弁護団が十日、初の全国連絡会議を札幌市の札幌弁護士会館で開き、自衛隊の多国籍軍参加中止を求める共同声明を採択した。
この訴訟は、自衛隊のイラク派遣は違憲だとして、札幌と東京、大阪、名古屋、静岡、甲府の六地裁に提訴され、京都と仙台で提訴準備中。
会議には各地の原告・弁護団関係者のほか、自衛隊の憲法判断が問われた「恵庭事件」「長沼ナイキ基地訴訟」に憲法学者として携わった深瀬忠一北大名誉教授、政府の中東政策を批判している天木直人・元レバノン駐在大使ら約六十人が参加した。
沢藤統一郎弁護士(東京)は「訴訟に参加した市民や弁護士が、本当に勝つんだという真剣な意識で臨まなければ、憲法運動として広がらない」と指摘した。共同声明は《1》直ちに自衛隊の多国籍軍参加を止める《2》中立的な立場から非軍事のイラク復興支援に尽力する−ことなどを政府に求めている。
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20040811&j=0022&k=200408111513