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1970年に日航機「よど号」を乗っ取り、北朝鮮に亡命した元赤軍派メンバー4人について、北朝鮮が日本への帰国に前向きな考えを日本政府に伝えてきたことが10日、明らかになった。
政府は11、12の両日、北京で開く日朝実務協議で帰国時期などを早急に詰めたい考えだ。
ただ、北朝鮮が4人の帰国に何らかの条件をつける可能性もあり、協議で合意できるかどうかは不透明だ。
政府は、4人の帰国で合意できれば、外務省、警察庁の担当者などを平壌に派遣し、4人を引き取ることを検討している。4人が帰国すれば、国外移送略取などの容疑で直ちに逮捕する方針だ。
よど号乗っ取りグループは、北朝鮮による有本恵子さん(当時23歳)ら3人の拉致などに関与した疑いがあるため、拉致事件の真相解明も進めることにしている。
北朝鮮が帰国に前向きな考えを伝えてきたのは、小西隆裕(60)、赤木志郎(56)、若林盛亮(57)、安部(現姓・魚本)公博(56)の4容疑者だ。
北朝鮮には、拉致被害者家族計8人の帰国・来日に続き、4人の引き渡しにより、国交正常化交渉を再開する環境を整えたいとの狙いがあると見られる。
米国務省が北朝鮮を「テロ支援国家」に指定する根拠となっている4人の保護をやめることで、指定を解除したい思惑もうかがえる。
(2004/8/10/15:27 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20040810i206.htm