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http://www.reuters.co.jp/news_article.jhtml;jsessionid=PJFVR0SDIVHPOCRBAEOCFFA?type=worldnews&StoryID=5791688
米民主党が政策綱領を採択、国際協調路線を掲げる
[ロイター 27日 ロイター] 米民主党は、全国党大会でケリー候補の選挙公約となる政策綱領を採択した。「国内では強く、世界では尊敬される米国」をモットーに国際協調路線を掲げ、ブッシュ政権の一国行動主義との違いを鮮明に打ち出している。
綱領では、従来の同盟国との協調関係を修復する必要性があると重ねて強調。ブッシュ政権が国連の承認なしにイラク戦争へと向かったことで、国際社会との協調体制は深刻な打撃を受けた、と非難した。
ただ、イラク戦争の是非については明確な態度を示さず、「大量破壊兵器や旧フセイン政権、それにアルカイダとの関連性についてブッシュ政権はひどく誇張した」と指摘するにとどめた。
同時に、軍関係者の支持を広げるため、米軍の兵役人数を新たに4万人増やすとともに、特殊部隊の能力を倍増する方針を示した。
一方、経済分野では、1)財政赤字を今後4年間で半減させるほか、厳しい歳出限度を設ける、2)年収20万ドル以上の富裕層を対象にブッシュ減税を廃止する、3)業務を海外移転した企業に対する減税を打ち切る、──といった方針を掲げている。