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http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20040726it01.htm
「日本歯科医師会」(日歯)の前会長・臼田貞夫被告(73)らが2001年に自民党橋本派(平成研究会)へ1億円の小切手を提供した問題で、小切手は、野中広務・自民党元幹事長(78)、青木幹雄・同党参院幹事長(70)が回覧し、同派会長の橋本竜太郎元首相(66)が背広の内ポケットに収めたと、臼田被告らが関係者に話していたことが25日、分かった。
この席で、臼田被告が橋本元首相らに日歯が同年の参院選に擁立した職域代表候補の支援を要請していたことも新たに分かった。
関係者によると、2001年7月の参院比例選で、元日歯会長の中原爽(そう)参院議員(68)を職域代表候補として擁立していた臼田被告らは、中原議員が所属する橋本派への資金提供を決意。同年6月下旬に1億円の小切手を大手都市銀行で用意した。その後の7月2日、東京都港区の料亭「口悦」で、臼田被告、日歯の前常務理事・内田裕丈被告(63)、橋本元首相、野中元幹事長、青木参院幹事長の5人が会食した。内田被告は「野中元幹事長が場所を指定し、予約などは自分が行った」と関係者に話していたという。会食の費用は日歯側が負担したとみられる。
この席で、臼田被告が小切手を野中元幹事長に手渡し、青木参院幹事長、橋本元首相が順に額面を確認したという。また、臼田被告は「中原をよろしくお願いします」と橋本元首相らに依頼していた。
小切手の授受について、橋本元首相は読売新聞の取材に、「仲の悪い臼田被告からなら100万円をもらっても覚えているはずだが、1億円をもらった記憶が本当にない」と答えている。
小切手を確認したことなどについて、野中元幹事長の事務所は「本人が覚えていないと言っている」とコメント。青木参院幹事長の事務所も「同席したかどうかは覚えておらず、1億円の小切手を手にとって確認した事実は一切ない」と話している。
臼田被告は2000年の日歯会長選で、4選を目指した中原議員を破り当選した。関係者によると、この会長選を巡り、橋本元首相が中原議員支持と受け取れる演説をしたことから、一時、橋本元首相と臼田被告の関係が悪化。臼田被告は「野中元幹事長らに関係修復を持ちかけられたことがあった」と関係者に話していたという。これに対し、野中元幹事長は「私は口を出す立場ではなかった」と話し、仲裁を否定している。
橋本派の政治団体「平成研究会」は今月14日付で、日歯の政治団体「日本歯科医師連盟」から2001年7月3日付で1億円の寄付を受けていた、と収支報告書を訂正している。
(2004/7/26/03:14 読売新聞 無断転載禁止)