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【奇っ怪ニッポン】
2004年7月15日 掲載
小泉自民は「自公党」か「公自党」にすべき
http://www.gendai.net/contents.asp?c=025&id=15263
「貴方は関東軍を率いる東条英機ではないか、と健全な保守論壇を代表する文藝春秋社の『週刊文春』ですら最近は記している」。そう僕が尋ねると小泉純一郎氏は即座に、「関係ないね。批判は何時も批判(でしかない)」と答えました。
TBSで筑紫哲也氏が進行を担当した開票速報番組の中での一齣(ひとこま)です。その瞬間、画面は僕と小泉氏を映し出し、苦虫を噛み潰すが如き彼の表情が全国に流れました。
思えば、政党政治を標榜(ひょうぼう)しながら、今回も自民党は、殆(ほとん)どの選挙区で公明党の助けを借りたのだとか。扇千景女史率いる保守党を吸収合併したように、公明党と合体して自公党と改称すべきではないでしょうか。
悪行の限りを尽くした面々が集う「時効」党と間違われては困る、と逡巡(しゅんじゅん)するなら、今や主導権を握る公明党に敬意を表して、公自党は如何(いかが)かな。竹中平蔵氏と共に、一部の資本家の為の「構造改革」に邁進(まいしん)する弱肉強食な姿勢が従来からの自民党支持者の反発を買ったのですから、反省している振りをするべく、公共「工事」党。
或いは今や、共産党よりも日々是決戦の日常活動が活発な公明党「信者」に、1年365日が選挙活動だと更に叱咤(しった)激励すべく「公示」党。とまれ、社民党に留まらず自民党も賞味期限を過ぎた老体なのです。 その後、同じTBSのラジオ・スタジオに移動して、各党の党首らと遣(や)り取り。共産党の志位和夫氏には、「困った米国も日本にとっては友人の1人だ、と言明される度量の広さをお持ちなんだから、党名変更に踏み切ったら支持も増えるんじゃない」と述べた後、「でも、カネボウと同じで院政を敷く先輩が幾人も居ると思うに任せないでしょ。志位さんがCEOとCOOを兼ねないとね」とジャブを噛ましました。
小沢一郎氏と共に投票日前日、岩手県下の5カ所で街頭演説を行った後、苦戦していた畏友・海野徹氏を応援すべく静岡県に僕は入りました。
小田原から彦根までの住民が利用するからダイジョウビ、と大言壮語して建設中の県営静岡空港に反対を唱えた海野氏を墜落(お)とすべく、何と空港建設推進派の連合静岡は民主党公認の対立候補を擁立し、最終日には未だ御健在な羽田孜氏と連合会長の笹森清氏が街頭に立つ執着振りでした。
今や組織化率が2割に過ぎぬ労働者の「代表」団体に頼り切る民主党だから、真っ当な個人は二の足を踏むんですよ。仮にポスター貼りが大変であろうと、彼らと一線を画すべきでは、と親身の指導を申し上げたのですが、岡田氏は一言、「連合は大切な我々の仲間です」と答えました。いやぁ、これで2大政党の時代到来と言えるのかな?【田中康夫】