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「坂口厚労相あて2千万円」 日歯連から吉田前衆院議員に支出
日本歯科医師連盟(日歯連)が2002年1月末、衆院比例代表東海ブロック選出の坂口力厚生労働相(70)=公明党=への献金名目で、自民党前衆院議員吉田幸弘容疑者(42)=業務上横領容疑で逮捕=に2千万円を支出していたことが17日、関係者の話で分かった。吉田容疑者名義の仮受領証に「健康増進法に歯科分野の記述を盛り込むため」との趣旨の記載があった。
日歯連側が、吉田容疑者を通じ坂口氏に働きかけたことがうかがわれるが、坂口氏の秘書は同日、「大臣が日歯連や吉田容疑者から2千万円もの大金を受け取ったことはない。秘書や後援者を含めても絶対にない」と記載内容を否定した。
日歯連関係者の話などを総合すると、日歯連は02年1月末、吉田容疑者側に2千万円を支出。その際、日歯連が受け取った仮受領証に「健康増進法に歯科分野を盛り込むための医政対策」「吉田代議士→坂口大臣個人」「公明党は領収書を出せない」といった趣旨の記載があったという。
日歯連と吉田容疑者の政治資金収支報告書には、この前後に2千万円が献金されたという記載はない。また、坂口氏と公明党の収支報告書にも記載がなかった。
小泉純一郎首相は、健康保険の被保険者の負担を3割とする健康保険法の一部改正について同年1月18日、「03年4月から3割引き上げの方向で準備を進めている」と発言。日本歯科医師会などが反対したが、翌月、政府・与党が合意し、03年4月からの3割負担移行が決まった。
一方で政府は、国民の健康の増進を図るための「健康増進法案」も並行して準備。「歯の健康保持」を盛り込みたい日歯連は、当時会長だった臼田貞夫容疑者(73)=業務上横領容疑で再逮捕=が01年10月に坂口氏を訪ねて要望するなど、活発に陳情を重ねた。
02年3月に閣議決定された同法案では、基本方針の1つとして「歯の健康の保持その他の生活習慣に関する正しい知識の普及」の項目が盛り込まれた。
臼田容疑者は同年10月、自民党議員との懇談会で「厚労省も非常に理解を示してくれて最終的には大臣が決定してくれた」と発言し、坂口氏への謝意を示していた。
吉田容疑者の弁護士は「全く聞いていない話で答えられない」とし、公明党の広報担当は「経理担当の職員に確認したが、党として2千万円の献金をいただいた事実はない」と回答。日歯連の大久保満男会長は「検察から帳簿が返還されないので、事実関係を確認できない」と話している。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20040718/fls_____detail__008.shtml