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近事片々:法の権威は
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20040717k0000e070061000c.html
先の国会で混乱のうちに成立、参院選で最大争点になった「年金」法案の閣議決定は2月10日。が、5カ月後の昨日、政府は条文に40カ所のミスを認め、内閣法制局と厚労省の幹部を処分した。
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厚労省の責任は当然である。が、秋山法制局長官らの処分は初めて。大失態だ。首相も閣僚も与野党議員も条文を読まぬか意味も知らず、の国会審議だった? しかも官僚も? 笑うに笑えぬ。
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「法律はその権威を現に一般に通用していることから得る」(モンテーニュ)。そうかも。しかし、政治家は官僚作成の資料に従って答弁する。しかも、法案は後出しの官報掲載で修正される。法の権威は大丈夫だろうか。危機的ではないか。
毎日新聞 2004年7月17日 13時27分