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参院選比例代表で当選した竹中平蔵金融・経財相の選挙運動に、UFJグループの大口融資先であるミサワホームホールディングスの子会社幹部らがポスター張りなどの支援をしていたことが十二日、明らかになった。
ホールディングス執行役員で子会社社長である金融相の実兄が社内に協力を呼び掛けていた。実兄は「あくまで肉親としての支援」としているが、UFJ銀行融資先の再建の成否が焦点となる中、金融当局トップが対象とされる企業から便宜を受けていたことは論議を呼びそうだ。
竹中氏は「実兄が肉親の情で手伝ってくれたと理解している。誤解を招いたとしたら不徳の致すところだ」としている。
実兄によると、金融相の立候補が決まった直後の六月中旬、水谷和生ミサワホームホールディングス社長に選挙応援をすることへの理解を求め、電話で全国各地の子会社社長ら十人に約五千枚のポスター張りを要請。子会社社長らは社員を使って営業所や社員の自宅などにポスターを張った。
実兄が社長を務める子会社の支店長らもポスター張りなどで応援した。
グループ会社の社員の中には、竹中選挙事務所に出かけ、支援要請のはがきのあて名書き作業を手伝った幹部もいる。
選挙戦の途中、全国の子会社にポスターが大量に送られた際、社内で問題視する声も上がったが、水谷社長は「執行役員が個人としてやっていることで会社としての取り組みではない」と、幹部らに説明していた。
公職選挙法では、許認可権限や指揮命令を背景にしない限り、現職大臣が関係企業から選挙の応援を受けること自体は制限していない。
■政治倫理を知らぬ
岡野加穂留・明大名誉教授(政治学)の話▽金融行政の重要課題に密接に関係するところから支援を受けていたとすると、政治倫理のイロハを知らなかったとしか思えない。肉親が絡むか否かの問題ではない。金融相という微妙な立場、国権の最高機関に身を置くことの意味をかみしめるべきだ。その行為が納税者や有権者、市場から見てどう映るのか、熟考すべきだ。政治家としてのスタートで、この単純な倫理観を欠いていたとしたら改革推進の力量に疑問が生じる。
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20040713/mng_____sya_____000.shtml