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●参議院議員選挙で民主党に負けた自民党に地検特捜部が照準を!
選挙後の小泉政権を日歯連捜査で政治家複数が立件との情報
参議院選挙は自民党が目標としていた51議席に達せず、安倍晋三幹事長は9月退陣を表明せざるを得ない結果となった。しかし、パフォーマンスだけで中味はスカスカで危険きわまりない小泉政治はとりあえず続行となった。だが、小泉総理が安心するのはまだ早そうだ。というのも、参院選が終わったのを受けて、いよいよ東京地検特捜部が、例の日歯連疑惑の政界ルートに着手すると見られているからだ。
この事件は、自民党最大のタニマチ団体「日本歯科医師連盟」(日歯連)をめぐるもので、すでにこの4月、会長の臼田貞夫らが歯科医師の初診料値上げをめぐって中央社会保険医療協議会(中医協)委員の下村健元社会保険庁長官ら2人にワイロ計330万円を渡した贈収賄容疑で逮捕されている。だが、これはあくまで捜査のとっかかりにすぎなかった。
「特捜部が注目しているのは、全国5万人の歯医者からかき集めた年間18億円もの政治献金の使途。臼田会長らごく一部の幹部に牛耳られたこれらの金の多くが、自民党の議員に闇献金されていると見ているんです」(全国紙社会部記者)
実際、日歯連をめぐっては、すでに様々な政治家の名前が取りざたされている。2002年の参院選候補者擁立をめぐって臼田会長との裏取引が噂されている参院自民党のボス・青木幹雄、初診料値上げを厚労省に働きかけたといわれる自民党元幹事長の古賀誠、さらには、小泉内閣の看板である安倍晋三幹事長、石原伸晃国交相といった大物にも日歯連からの闇献金疑惑が浮上している。「安倍、石原は塩崎恭久、根本匠とともに『NAIS』という制作集団を結成しているんだが、この『NAIS』を全面支援していたのが日歯連の臼田会長だった。実際、『NAIS』は日歯連の厚生労働省への陳情を仲介した事実があるし、石原に関しては毎日新聞が国民政治協会経由で4000万円がヤミ献金されたと報じている」(政界関係者)
そして、特捜部は今後、名前の挙がったこうした政治家やその秘書たちを片っ端から事情聴取する予定だというのだ。陣笠代議士ならともかく、現役の看板閣僚を標的にするなどというのは、最近の弱腰特捜部には考えられない話だが、検察関係者によると、かなり本気なのだという。
「特捜部が狙っている容疑は政治資金規正法違反で、贈収賄などと違って罰金刑で終わる形式犯なんだが、それでも現行の規定では公民権が5年停止になり、議員辞職には追い込まれるからね。噂にのぼった議員が全員立件されたら、それこそ政界は大混乱だろう。だが、今回ばかりはその可能性もゼロではないんだ。というのも、事件を指揮しているのが、あのO副部長だからね。O副部長は特捜部の中でももっともイケイケタイプで、過去にも脱税担当なのに管轄外である森田健作の選挙違反を摘発したりと、武勇伝も数多くある人物。検察内部でもO副部長が暴走し始めたら、上も止めるのはむつかしいんじゃないかと囁かれている」
もっとも一方では、すでに5月の段階で、法務省事務次官の但木敬一(現・東京高検検事長)と自民党・官邸の間で裏取引が成立しており、日歯連政界ルートは小泉政権にとってはうっとおしい存在の古賀誠あたりの立件で終わるんじゃないかとの悲観的見方も流れている。今回の選挙では小泉政権に引導を渡せなかったが、、この国の自民党と業界の利権政治一掃の行方は、O副部長がどこまで「暴走」できるかにかかっているといえそうだ。結局、我が日本国の政治腐敗の根絶は検察頼みというのが悲しい現実なのである。(2004年07月12日)
http://www.uwashin.com/2004/indexnew.html