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批判票を民主に奪われ…共産、選挙区で全滅
読売新聞 7月12日
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20040711ia22.htm
共産党は、15の改選議席を激しく減らし、党の存立にかかわりかねない大きな打撃を受けた。特に選挙区選では、改選議席のすべてを失った。2大政党体制が進む中で、党の態勢立て直しが急務になっている。
昨年の衆院選での大敗を受け、党執行部は今回の比例選の目標を8議席から5議席に修正した。そのうえで、「5議席確保には、衆院比例選で得た458万票を3割増やす必要がある」とし、地方組織に機関紙「しんぶん赤旗」の読者を3割増やすよう指示するなど、組織的な戦いを展開した。
政策面では、政府の年金改革関連法やイラクへの自衛隊派遣を厳しく批判。
同時に、「自民党と民主党は消費税増税などを競い合っている。本物の改革をする党は共産党だ」などと、民主党との違いをアピールしたが、政府・与党に対する批判票の大半は民主党に流れ、議席の減少分も結果的に民主党に奪われた形となった。
志位委員長は11日夜の記者会見で、「大変残念で、申し訳ない思いだ」と述べ、敗北を認めた。ただ、志位氏や市田書記局長は続投する方向だ。志位氏は記者会見で、自身の責任について、「2大政党の流れに対抗し、政治の新しい流れを起こすのが私の責任だ」と述べ、辞任を否定した。
昨年の衆院選で大敗した際も、「執行部の責任が問題になるのは、路線や方針の上での誤りを犯した場合だ」(志位氏)として執行部は交代せず、今年1月の党大会で、「次の大会までの人事」(不破議長)として、両氏の続投を決めた経緯がある。しかし、志位氏が党を率いて臨んだ選挙は、2001年の参院選、昨年の統一地方選と衆院選に続き、今回で「4連敗」を喫した形で、党内には不満もくすぶりそうだ。
(2004/7/12/03:48 読売新聞 無断転載禁止)