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(回答先: 自民党の青木参院幹事長、創価学会に選挙協力を要請(TBSニュース) 投稿者 転法輪印 日時 2004 年 7 月 07 日 08:28:54)
【2004参院選】苦戦1人区の支援要請 自民参院幹事長ら創価学会首脳と会談
参院選で劣勢を伝えられる自民党首脳部が、公明党の支持母体である創価学会のトップと極秘に会談し、自民が苦戦中の一人区を中心に支援を要請、学会側もこれに同意していたことが六日分かった。公明・学会サイドとしては、支援の見返りに「ある程度、比例票の上積みが望める」(公明幹部)と判断、政局の安定を求める立場からも自民への支援強化を決めたものとみられる。
各種調査などで目標の五十一議席確保が微妙な情勢を受け、自民党の青木幹雄参院幹事長と久間章生幹事長代理は五日深夜、都内のホテルで創価学会首脳らと会談した。これに先立ち、青木、久間両氏は党本部で小泉純一郎首相(総裁)、安倍晋三幹事長とともに選挙情勢を分析。その結果に基づき、学会とのトップ会談では具体的に十前後の「一人区」を挙げ、支援を要請した。同日夜には安倍幹事長も公明党の冬柴鉄三幹事長に電話で協力を求めた。
これを受け、公明党は六日の常任役員会で山形、奈良、高知など自民が苦戦中の十前後の一人区と一部の複数区で、支援を強化する方針を直ちに確認した。
公明・学会サイドが自民の協力要請を受け入れた背景には「小泉政権の継続をわれわれが決定づけることにより、選挙後の政局や政策決定で影響力を行使できる」(党関係者)との計算もあったようだ。自民側から公明側に比例票を回す「見返り」については「小泉改革路線」で自民支持組織の弱体化が指摘されるなかで「確実に票を回してもらえるかどうか分からない」(同)との懸念もあり、必ずしも大きな期待は抱いていない。しかし、自民が実際に五十一議席割れして、選挙後の政局が流動化することは回避したいとの判断が優先したとみられる。
青木氏らが支援を求めた一人区には、民主党の小沢一郎前代表代行の『金城湯池』といわれた岩手、民主党の岡田克也代表の地元、三重なども含まれる。対立候補に競り勝てば、民主党にダメージを加えられる「象徴的な選挙区」(自民関係者)だからだ。
ただ「実際に票を動かすのは地元だ」(公明関係者)ともいわれ、公明・学会側が勝敗を度外視して自民候補のてこ入れに動くケースも出始めている。衆院選を通じたギブ・アンド・テークの関係など地域事情があるためだ。
実際、沖縄選挙区の自民候補は、公明の比例候補と政策協定を締結し、党本部が当初は禁止していた「比例は公明に」を連呼。別の選挙区では、公明候補の選挙カーに自民の地方議員が同乗したり、企業へのあいさつ回りをするなど「自公融合が確実に進んでいる」(関係者)との指摘もある。自民から譲り受けた支持者名簿に基づいて「電話作戦」を実施する公明陣営もあり、「古い名簿だとすぐさま苦情を言われる」(自民中堅)ケースもあるほどだ。
「党の命運をかけて」(安倍氏)挽回(ばんかい)を期す自民が、公明・学会に、なりふり構わぬお願い攻勢に出ている格好だが、こうした状況について自民党内には選挙後の憲法、教育基本法改正などをめぐる与党の政策調整で公明側の発言権が強まることへの警戒感も出ている。
(産経新聞)
[7月7日4時17分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040707-00000006-san-pol