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7月6日―マスコミ報道の裏を読む
1. 北欧の国デンマークでこんな事件があったことを朝日新聞で知った。
デンマーク国防省の情報局兵器分析官のフランク・グレビル氏(43)は今年の1月末に「デンマーク軍による中東への貢献に関する脅威評価」と題する秘密報告書を保守系の有力紙ベリンスケ・チデンデに渡した。その報告書の執筆者の一人であるグレビル氏は、米英に同調して「イラクに大量破壊兵器は実在する」と断言したラスムセン首相はウソをついた、我々は報告書において「我々は情報を裏付ける証拠を持っていない。事実と決め付けないで欲しい」と書いたはずだと、告発したのである。
3月中旬にグレビル氏は警察の取り調べをうけ非公開文書を漏らしたとして在宅起訴され国防省を解雇された。
デンマークの法律は公務員に機密の保持を求める一方で公益にかなう場合には内部告発者を保護する規定を設けている。グレビル氏は「国民の知る権利を第一に考えた」「情報源となった米英がもはや隠していないのに機密扱いを続ける判断を正当化できるだろうか」と法廷で主張する考えだ。
この告発によりイエンスビュ国防省は4月末に辞任に追い込まれ、ラスムセン首相の信用は傷ついた。
今度の米国のイラク攻撃のウソは米国を支持した各国の指導者の殆どを窮地に追い込んだ。わが小泉首相だけが無傷ではいられる日本とはどういう国か。
2. 6日の各紙は曽我ひとみさんがインドネシアで家族と再会することになった事をいっせいに報じている。11日投票の参議院選挙で劣勢を伝えられている小泉首相が、なんとか人気を挽回しようと何があっても再開を11日までに実現しようと北朝鮮に頼み込んだに違いないと多くメデアが指摘している。そんな中で某テレビ局が小泉外交のあまりにも露骨な選挙目当ての外交を批判してくれとインタビューを求めてきた。無事収録が終わって一同満足してその日を終えたのはよかったが、翌日担当者から「あのインタビューは予定を変更して後日使います」と連絡してきた。私はピンときた。上からの圧力でボツになったに違いなかった。とにかく最近の自民党は少しでも不利になるような報道があると抗議や申し入れで露骨に圧力をかけてくる。以前にもイラクへの自衛隊派遣をめぐる国会の参考人証言で、民主党議員から参考人に出てくれと依頼され、準備を整え上京したところで外務省と自民党は天木の参考人としての招致は認められないとして潰されたことがあった。
メディアが最近すっかり権力に弱くなってしまった典型的な例であるといえよう。不愉快この上ない。