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公明が「陰の主役」に 学会票で自民の勝敗左右
参院選の各世論調査で自民党の不振が伝えられる中、公明党は接戦の1人区を中心に支持母体・創価学会の支援により連立政権での影響力を強めようと躍起だ。自民党の勝敗を左右しかねない「陰の主役」(自民党筋)になりつつある。
自民党の安倍晋三幹事長は5日夜、小泉純一郎首相(党総裁)らと党本部で選挙情勢を分析、創価学会の全面協力で当選圏内に入りそうな山形、滋賀、奈良、長崎、佐賀など10選挙区をピックアップし、公明党の冬柴鉄三幹事長に協力を要請。冬柴氏は直ちに党県本部に支援を指示した。
投票率が上がらなければ、日本で最も手堅い選挙マシンの創価学会の組織票は大きな魅力。東北や九州地方などの自民党の選挙区候補は「背に腹は代えられない」と比例代表の公明党候補への投票を呼び掛けているとされるが、公明党内からは「われわれに見返りが少ない」と不満の声も漏れてくる。
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/seiji/20040706/20040706a1010.html
2004年07月06日(火)