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参院選:年金一元化 小泉首相、踏み込めず守勢
参院選の焦点である年金制度改革をめぐり、小泉純一郎首相が守勢の印象を与えている。「年金一元化」の議論に火を付けたのは首相自身だったにもかかわらず、遊説では踏み込んで論じるのを避け、与野党に「一元化を含めた検討」を呼びかけるだけの発言が目立つ。もともと首相にとって一元化論は、民主党を協議に引き込むツリ球だったフシがあるうえ、具体的に議論していけば、自民党に反発が強い納税者番号制や消費税率の引き上げに踏みこまざるを得ない事情もあるようだ。
首相は29日、報道各社のインタビューで最近の内閣支持率低下について「イラクとか、年金の問題も響いているんでしょう」と年金を理由に挙げた。「年金のどこが国民の不信を招いたか」と問われ「未納と未加入の問題とか(強行)採決のことでしょうね」と率直に語った。
厚生、共済、国民各年金を統合する一元化はそもそも首相が3月に言い出した。これを受ける形で自民、民主、公明の「3党合意」が5月に実現。与野党協議を促し、民主党を同じ土俵に乗せる首相のもくろみは成功したかに思われた。
しかし、選挙が近づき、民主党が与党との対決姿勢を強めたのにつれて、首相が一元化問題を積極的に提起することは少なくなった。
一元化の議論に首相が深入りしない背景には、一元化の前提になる納税者番号制に自民党の支持基盤である自営業者の反発が強いことや、税制問題に絡んで自ら封印している消費税率の引き上げ論議に踏みこまざるを得ない、との警戒があるようだ。
ただ、テレビ討論などで改革の具体像を語るよう促される場面が多いため、最近は「納税者番号は一元化に欠かせず、そういう方向だ」などと表明。それでも改革の旗を掲げて攻めに出るかつての姿勢とはほど遠く、年金問題で首相が得点を稼ぐ展開にはなっていない。【岩崎誠】
毎日新聞 2004年6月29日 23時42分
毎日新聞速報から