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米軍の家庭ごみ 県民の2倍超 分別もせず再利用困難
米軍基地内の家族世帯、兵舎などから排出される一般廃棄物(ごみ)の量が、1人1日当たりの比較で、県民の約2倍以上に上っていることが28日までに、県環境整備課の調べで分かった。同課は米軍基地からの一般廃棄物について、(1)量が多くてほぼ満杯状態にある民間の最終処分場を圧迫している(2)分別されていないためリサイクルが困難―などの問題点を指摘。今月17日、在日米軍沖縄調整事務所に、ごみの8種分別の導入、排出抑制の呼び掛けなどを申し入れた。同課は「米軍といえども沖縄で生活している以上は、排出者責任をしっかり持ってほしい」と話している。
同整備課によると、一般廃棄物の排出量(1人1日当たり)は2000年度は、基地内約2・2キロに対して県民約1キロ、01年度は基地内約2・3キロ、県民約994グラムとなり、いずれも基地内が2倍以上となっている。
基地内からの一般廃棄物は基地ごとに、複数の県内の収集・運搬、処分業者と契約して処理しているが、生ごみと缶やビンなどの燃えないごみが混在しているため、リサイクルが難しいのが現状だ。
米軍から委託されている倉敷環境(沖縄市)は「通常なら金属類は100%リサイクルできるが、基地内からの場合、生ごみの汚れが付着して7割から8割しか再利用できない。せめて燃えるごみ、燃えないごみの2種分別だけでも実施してほしい」と話している。
同課は「分別すれば資源化率が上がり、最終処分場の容量も圧迫しない」と強調している。さらに、ごみ袋の有料化などによる排出量そのものの抑制も呼び掛けた。
県の申し入れに対して、同事務所は「兵士の交代時期に実施する教育プログラムで、分別をしっかり教育したい」と話したという。
17日の会合で双方は、リサイクルの取り組み強化などについて合意した。
http://www.ryukyushimpo.co.jp/news01/today/040629a.html
グラフ:
沖縄県民と米軍人・家庭の1人1日当たりごみ排出量の比較
http://www.ryukyushimpo.co.jp/news01/2004/g2004_06/040629a.jpg