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「刑軽すぎる」と検察批判、求刑上回る判決 大阪地裁
http://www.asahi.com/national/update/1001/012.html
大阪市内で5人の女性に対して暴行を繰り返したとして強姦(ごうかん)や強盗などの罪に問われた無職中島直人被告(34)の判決公判が1日、大阪地裁であった。杉田宗久裁判長は「女性の人格そのものを蹂躙(じゅうりん)する犯罪であり、被害は心身にわたって深刻。求刑は軽きに過ぎると言わざるを得ない」と検察側を批判し、求刑を2年上回る懲役14年を言い渡した。
判決によると、中島被告は昨年12月から今年2月の深夜から未明にかけ、帰宅途中の10代から20代の女性計3人に背後から抱きつき、暴力団員を装って「騒いだら刺すぞ」などと脅して強姦。さらに現金など計約4万円を奪った。2月から3月にかけても別の女性2人に強姦しようとしたが未遂に終わった。
杉田裁判長は被害者感情に触れ、「自宅を目前に被告の毒牙(どくが)にかかった無念さは計り知れない。極めて厳重な処罰を望んでいるのも当然だ」と指摘した。
その上で、3件の強姦事件はそれぞれ懲役5年、未遂の2件も懲役1年と同1年6カ月に値し、合算すると懲役17年6カ月になると判断。「実務上はそれより相当下回る刑を言い渡すのが通例だが、被害者保護の見地から相当ではなく、検察の求刑には到底賛同できない」と結論づけた。
性犯罪をめぐっては法務省が強姦罪の厳罰化や集団強姦罪の新設などを含む刑法の改正を検討している。