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福岡県大牟田市で起きた連続4人殺害事件で、死体遺棄容疑で逮捕された北村真美容疑者(45)や夫の実雄・暴力団幹部(60)らが、極度に金のやりくりに行き詰まっていたことが分かった。また、被害者の高見小夜子さん(58)が営んでいた貸金業は「トイチ」と呼ばれる違法な高金利と判明。県警捜査本部は、取り立て役を務める一方で、自らも多額の借金をした真美容疑者と高見さんの関係の変化について、調べを進めている。
関係者によると、実雄幹部は建設会社を経営していたものの、労働者の派遣を細々としている程度だった。組の資金源としては、自動車のアルミホイールを再利用してプランターを作り、1個5000円で強引に販売。親族が同市内の繁華街で経営していたスナックは先月、光熱費すら払えなくなり店を閉じたという。
一方、高見さんの貸金業は10日で1割の利息がつくことが語源の「トイチ」営業で、利息制限法や出資法の上限をはるかに上回っていた。資金繰りが苦しいスナックや小料理店などに数十万円単位で金を貸し、周囲には「元手は大阪や東京のクラブで働いてためた」と話していたという。
高金利のため借金はすぐに数百万円に膨れ上がり、債務者が利子も払えなくなると、真美容疑者が暴力団組員風の若い男を連れて取り立てに現れた。中には食事付きの条件で飲食店で働かされ、給料をすべて取られた債務者もいた。地元では、破産申立人の債権者に名前を連ねることも少なくなかったという。
高見さんは当初、真美容疑者のことを「ビジネスパートナー」として立てていたが、県警の調べで、最近では貸金の返済などをめぐってトラブルになっていたことが分かっている。県警は、2人の関係に何らかの変化があったとみて、真美容疑者を追及する方針。
毎日新聞 2004年9月29日 15時00分
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20040929k0000e040075000c.html