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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040924-00000111-yom-soci
福岡県久留米市の看護師ら4人による連続保険金殺人事件で、殺人、詐欺罪などに問われた主犯の元看護師、吉田純子被告(45)の判決公判が24日、福岡地裁で開かれ、谷敏行裁判長は求刑通り死刑を言い渡した。
谷裁判長は一連の犯行を「金銭欲に基づき、医学知識を駆使して完全犯罪をもくろんだ凶悪な犯行」と指摘。吉田被告が共犯3人の相談に乗って信頼を得ると同時に弱みを握り、虚言を繰り返しながら操っていたと認定した。
すでに吉田被告と最も親密だった元治験コーディネーターの堤美由紀被告(44)には無期懲役(求刑・死刑)、1件にかかわった元看護師の石井ヒト美被告(46)には懲役17年(求刑・無期懲役)が言い渡され、両被告とも控訴中。池上和子元被告(求刑・死刑、死亡時43歳)は判決前に病死して公訴棄却になっている。
判決によると、吉田被告は堤被告、池上元被告と共謀し1998年1月、池上元被告の夫に空気を注射して殺害。99年3月には、石井被告を加えた4人で石井被告の夫の鼻から大量のウイスキーを流し込んで殺し、計約6800万円の保険金を詐取した。
このほか、堤被告の母親に対する強盗殺人未遂や別の看護師に対する詐欺、自首しようとした石井被告への脅迫事件にもかかわった。
(読売新聞) - 9月24日17時13分更新