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http://khon.at.infoseek.co.jp/chosha/h084.html
(略)
まず、ニセ有栖川宮殿下の自宅は京都市内にある家賃十八万円の高級マンションだが、この部屋を借りたのは『グランドキャピタル(株)(以下、グランド社)』(東京・新宿区)なる聞きなれない会社だった。(略)
また、ニセ有栖川宮は『蘇生回帰(株)』という会社の役員に就任していたが、同社の登記簿にはグランド社関係者が役員に名を連ね、グランド社は『蘇生回帰』に対し、短期貸付金として八千七百二十万七千二百九十円を融資している。蘇生回帰社は「有栖川識仁書」「宮内庁献上品」というラベルが貼られた「神機水(かんながらのみず)」という怪しげな飲料水を販売していたが、この商品はグランド社でも販売されていた。
(略)
グランド社は昨年八月、大手町に聳え立つ「野村ビル」二十二階の全フロアーを借り切って本社オフィスを構え、盛大なオープニングパーティを開催している。パーティで挨拶した顔ぶれは長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督の夫人、亜希子さん、タレントのデヴィ夫人、フジモリ元大統領、そしてニセ有栖川宮……。
しかし、この盛大なパーティからわずか三カ月後、昨年十月二十五日、グランド社は東京地裁に破産宣告を受けた。破産管財人らが大手町の豪勢なオフィスに乗り込んだ時はすでにもぬけの殻。
(略)
「オフィス・デヴィ・スカルノ」に問い合わせるとグランド社の謎のオーナー・矢澤俊治との出会いは一年半前、場所は銀座の有名クラブ。夫人は女性実業家の片岡都美氏の誕生日会に招かれ出席したというが、その席に矢澤俊治氏が来ていたという。
「“青年実業家”と紹介され、グランドキャピタル会長というお名刺を頂いた。フジモリ元大統領もいらっしゃいました。(略)」(同オフィス)
(略)
Fellow高嶋康豪博士のHP内より「30世紀へのメッセージ」の紹介
週刊新潮(2002年10月3日号)より
「悪徳マルチ商法」の広告塔になぜか「長嶋茂雄夫人」
100万円の品物を買うだけで1年後には200万円になる─そんなマユツバな儲け話が、不景気になるとなぜか流行りだす。
問題の会社『グランドキャピタル』も、そうやって、たった1年で数百億円の金をカキ集めてしまったのである。
同社の元幹部がそのカラクリを説明する。
「この会社は、もともと矢吹寿雄という人物(“矢澤”を名乗ることもある)が宝石のマルチ商法を手掛けたことから始まったのです。(略)
宝石で味をしめた同社は、布団、健康食品と次々と手を広げるようになる。(略)
「あの会社は講演会やディナーショーといっては頻繁に有名人を呼ぶんです。中には会長(矢吹氏)と相当親しい芸能人もいましたよ。例えば、演歌歌手の三沢あけみはイメージキャラクターだったし、パーティにもよく来てました。三沢さんは今年の4月に交替したんですが、彼女の次に宝石のイメージキャラクターになったのがデヴィ夫人です。会社によるとそれ以外にも“デヴィ・ブランド”で化粧品や健康食品を販売してゆく計画があったそうです」(会員の一人)
ちなみにデヴィ夫人の次は女優のブルック・シールズを後釜のイメージキャラクターに予定していたとか。この他にも、ペルー元大統領のアルベルト・フジモリ氏を特別顧問に迎えたとして『インカ帝国誕生3000年記念純金金貨コイン』なるものを発売したり、同社が主催した九州『高天ヶ原神社』のツアーに元皇族が同行したりもしている。
(略)
この会社、いよいよ破綻すれば被害者は約1万人に及ぶと見られ、被害総額も400億円はくだらないという。誰が見ても典型的な悪徳マルチ商法なのだ。
そこで“広告塔”にされた皆さんに聞いてみた。
「機関誌に写真を使いたいというのでOKしました。ディナーショーにも出たけど、マルチだなんて思いもよりませんでした。」(三沢あけみの事務所関係者)
「頼まれて一度だけ講演したことがありますが、危ない感じがしましたから、それっきり付き合ってません」(デヴィ夫人のマネージャー)
そして当の長嶋亜希子さんはというと、
「景色のいいビルでパーティやるからと誘われただけなんです。マルチだなんて知りません。まあ、私は広告塔として利用されたということなのね」
ダンナも自分も“人寄せパンダ”はもう馴れっこ、ということらしい。
しかし、被害者はそれで納得するのかしら?