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http://www.asahi.com/national/update/0907/032.html
北海道警は、ほぼすべての部署で少なくとも00年度まで、領収書の偽造などによる不正経理があったことを認める方針を決めた。警察組織の不正経理問題は全国で発覚しているが、組織全体への蔓延(まんえん)を認めるのは道警が初めて。芦刈勝治道警本部長が13日の道議会総務委員会で報告し、陳謝する見通しだ。
道警は旭川中央署などで裏金疑惑が発覚したことを受け、今春から内部調査を進めていた。本部、方面本部の各課と全68警察署の計159部署で98〜03年度に使われた捜査用報償費など6費目を調べた。
その結果、道費の捜査用報償費と国費の捜査費については、執行したほぼ全部署で架空の捜査協力者と領収書をつくり、裏金としてプールしていたという。当時の幹部や捜査員らが証言した。裏金は捜査の慰労のための飲食などに使われ、私的流用はなかった、とする内容を報告に盛り込む。道警は年末までに不正流用額などを詰め、返還方法を検討する考えだ。
(09/07 20:01)