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1995年3月の国松孝次・警察庁長官(当時)狙撃事件で、殺人未遂容疑で逮捕され、刑事処分を保留したまま釈放された元オウム真理教信者の小杉敏行・元警視庁巡査長(39)ら3人について、東京地検は週内にも、嫌疑不十分で正式に不起訴処分とする見通しになった。小杉元巡査長は今年7月の逮捕後、「自分が撃った」などと供述したが、供述の変化が大きく、信用できないと判断した。
同時に不起訴処分となるのは、教団の植村(旧姓・岐部)哲也(49)、砂押光朗(すなおしみつお)(37)両元幹部。別の事件で爆発物取締罰則違反容疑で逮捕され、処分保留のまま釈放された石川公一元幹部(35)も、嫌疑不十分で不起訴となる予定だ。
小杉元巡査長ら3人は、ほか数人と共謀し、教団に対する捜査をかく乱するために国松長官の殺害を企て、「氏名不詳の被疑者」が国松長官を狙撃して重傷を負わせたとして、7月7日、逮捕された。東京地検は同28日、「狙撃の実行犯を特定し、各被疑者の共犯関係を認定することは困難」として、石川元幹部を含む4人を釈放、任意で捜査を継続していた。
その後も、同地検は小杉元巡査長の「撃ったのは自分」とする最終的な供述に沿い、同元巡査長を実行役として事件を組み立てられるかどうか、慎重に検討してきたが、供述内容の揺れがあまりにも大きく、起訴は困難との結論に達した。
(2004/9/6/03:03 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040906i201.htm