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http://www.asahi.com/national/update/0902/020.html
2日午前5時50分ごろ、大阪府茨木市桑原にある三井住友銀行旧茨木総合運動場入り口の門扉で、同市駅前2丁目の新三菱タクシー茨木営業所の運転手、吉山建夫さん(62)=茨木市奈良町=がネクタイで首をつった状態で死亡しているのを近くの住民が見つけ、110番通報した。近くに吉山さんのタクシーが放置されていた。府警の調べで車内から血痕が見つかり、売上金約9万円がなくなっていた。犯人が自殺に見せかけるためにネクタイでつるしたのではないかとみて、府警は強盗殺人容疑で茨木署に捜査本部を置いた。
捜査1課と茨木署の調べによると、吉山さんは締めていたネクタイを外され、そのネクタイを使って門扉に首を縛り付けられていた。両足は地面についた状態だった。顔に殴られたような跡があるという。タクシーは門扉のすぐ近くに止めてあり、メーターは約3000円で止まっていた。
新三菱タクシー茨木営業所によると、吉山さんは02年7月、同営業所が営業を始めた直後から勤務していた。この日は無線で客に呼ばれた形跡はなく、流し営業していたとみられる。
三井住友銀行広報部によると、総合運動場は02年2月から閉鎖されていた。管理人はおらず、定期的に民間の警備会社が見回りをしていたという。
現場はJR茨木駅の北東約5キロで、周辺にはゴルフ場や住宅地などが点在している。
(09/02 12:41)