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暴力団山口組(本部・神戸市)に高齢化の波が押し寄せている。2次団体組長にあたる直系組長の平均年齢は62歳になり、引退組長への“退職金”に充てるために、組本部に納める「上納金」が大幅に引き上げられたという。
大阪府警は「上納金アップによる金目当ての犯罪増加や、引退に伴う跡目争いが起こる恐れもある」と警戒している。
府警によると、山口組は、渡辺芳則・5代目組長(63)をトップに約100人の直系組長がいるが、3分の2近くが60歳を超え、残りもほとんどが50歳代後半と、「大量引退期」は間近に迫っている。引退時には、退職金として、数千万円の「功労金」が支払われるという。
上納金は毎月、地域別の会計責任者が直系組長から集金。バブル経済当時は、納付額は100万円を超えることもあったが、不況下の1998年に引き下げられ、最近は幹部が70万円、そのほかの直系組長が50万円になっていた。
ところが今年になって、「一律30万円アップ」が言い渡され、100万と80万円に。内部では「引き上げは、引退する組長に贈る功労金を積み立てるため」などと説明されているという。
しかし、府警では「上納金を納められない組長を整理し、資金力のある組長だけを選抜する組織固めが目的ではないか」との見方も出ている。
(読売新聞)