現在地 HOME > 掲示板 > IT6 > 985.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
ITmedia
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0412/07/news074.html
手術やインプラントは不要だ。この実験では電極を付けた帽子を使って脳波を記録し、それをコンピュータへの命令に変換した。(ロイター)
4人の人間が、自らの思考と電極の付いた「思考の帽子」を使ってコンピュータを操作することに成功した。米国の研究者らが12月6日に明らかにした。
研究者らは、この技術を改良して、いつか障害者が電動式の車いすや義肢を動かす手助けができるようになるかもしれないと話している。
思考によるコンピュータ操作をサルを使って実現した実験は幾つかあるが、その場合、電極はサルの脳に埋め込まれていた。今回の実験では、手術もインプラントも必要なかった。
この実験は「Proceedings of the National Academy of Sciences」で報告された。
この結果は、人々が頭皮上脳波を使って、カーソルを2次元方向に素早く正確に操作することを学べると示している」とニューヨーク州保健省とニューヨーク州立大学アルバニー校の
ジョナサン・ウォルポー氏とデニス・マクファーランド氏は記している。
両氏は4人の被験者でこの技術のテストを行った。2人は部分まひのある男性で、車いすを使っている。残りは男女の健常者1人ずつ。
実験の間、4人の被験者は、64個の電極が付いた、脳の活動を記録する帽子を頭にかぶってビデオ画面に向き合った。
ここでカギとなるのは、特別なコンピュータアルゴリズムだ。このプログラムは脳の信号を、ユーザーがコンピュータに何をさせたいかを表す指令に変換する。
ある程度の練習は必要だったが、4人の被験者は画面上でカーソルを2次元方向に動かせるようになったとウォルポー氏とマクファーランド氏は語る。
「この研究で実現された目覚ましい非侵襲的な複数次元の操作は、非侵襲的な脳による制御インタフェースが、臨床の場面でロボットアームや電動式車いす、神経機能の代替物の
操作に役立つかもしれないことを示している」と両氏は述べている。
両氏によると、2人の部分まひ患者の方がうまく操作をこなしたという。これは、この2人の方が強い動機を持っているか、あるいはまひの原因となった損傷に対処するために必然的に
脳の適応力が高くなっているためかもしれないと両氏。
障害者やまひ患者が思考を使って機械を操作できるようにする方法に取り組んでいるグループはたくさんある。中には脳にインプラントを埋め込まなくてはならない方法もあるが、
目の動きや脳波を外部から記録し、それを手掛かりとして使うやり方もある。
関連記事
http://www.itmedia.co.jp/news/0207/19/nj00_nouketuryu.html
[ワシントン 6日,ロイター]
copyright (c) 2004 ロイター・ジャパン(株) All rights reserved.
(翻訳責任について)
この記事はロイターとの契約の下でソフトバンク・アイティメディアが翻訳したものです。翻訳責任はソフトバンク・アイティメディアにあります。記事内容に関するお問い合わせは、ソフトバンク・アイティメディアまでお願いいたします。
(著作権、商標について)
著作権: Copyright 2004 Reuters. ロイター・コンテンツはロイター又は第三者の情報提供者の知的財産です。ロイターから書面による事前承認を得ることなくキャッシング、フレーミング、又はこれらと同等の手段によりロイター・コンテンツをコピー、再出版、再配信することは禁止されています。ロイターは、コンテンツの誤謬及び遅延、コンテンツに依拠してなされたあらゆる行動に関し一切責任を負わないものとします。Reutersロゴ及び地球をデザインしたロイターのロゴは、世界中のロイター・グループ各社の商標であり、かつ登録商標です。ロイターが提供するサービスについてお知りになりたい場合は、ロイターのパブリック・ウェブ・サイト(http://www.reuters.com)をご参照ください。
商標: Reutersおよび地球をデザインしたマークは、全世界でロイター・グループの登録商標または商標となっています。